寝たきりでも、意思の疎通はしっかりとれていた祖母が104歳で亡くなった話 (2/2ページ)

心に残る家族葬



やはり仕事で通夜にも葬儀にも参列できなかったのだが、合間を見てせめてお線香だけでもと駆けつけた。
数十年ぶりの田舎の町並みはすっかりかわっていて戸惑いもしたのだが、立派な祭壇とあふれかえる花に囲まれた祖母の遺影は、記憶にある面影のまま優しい笑顔で私を迎えてくれた。

■明治から平成まで生きた女性にふさわしく戒名は院号 大姉

いろいろと苦労もあっただろう。戦争で悲しい思いもたくさんしてきた。それでもたくさんの子孫に見守られて、最後は幸せな人生だったのではないだろうか。寝たきりではあったが自宅介護で看取られた。伯父夫婦のその献身的な世話は、祖母の人柄があったからだ。

どうせなら誕生日を迎えるまで生きていてほしかったというのが母たちの願いだったが、充分生きたとは言えるのではないだろうか。

戒名は院号、大姉をいただいた。明治から平成まで生きた女性にふさわしい戒名だ。

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