素朴なギモン…住宅ローンは「繰り上げ返済orコツコツ返済」どっちがお得?

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素朴なギモン…住宅ローンは「繰り上げ返済orコツコツ返済」どっちがお得?

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ご相談を受けていると、「住宅ローンは繰り上げ返済したほうがいいですか?」という質問を受けることがあります。まとまったお金が入ったとき、貯蓄ができたとき、「住宅ローンの一部を繰り上げ返済して少しでも借金を減らしておいたほうがいいのではないか……」と考えられる方も多いのではないかと思います。

住宅ローンを繰り上げ返済したほうがいいのか、貯蓄として定期にしたほうがいいのか、元銀行員でもある税理士の筆者がお伝えします。

■住宅ローンの繰り上げ返済のメリットとは?

住宅ローンの返済は毎月行っていますが、それ以外でまとまったお金でローンを一部を一気に返してしまうのが“繰り上げ返済”といわれるものです。

これを行うことのメリットはローンの総支払額が減ることです。

毎月毎月、ローン残高に応じた利息とローン元本の一部を支払っているのですが、このローン元本を一気に減らすことにより今後の利息を少なくするわけです。

まだ返していないローン残高が2,000万あるのと1,000万では支払わなければいけない利息額が変わってきます。

■どれだけメリットがあるの?

毎月、返していないローンの残高に対して利息が計算されるので、借り入れ利率が高い時は、元本が減ることによって得られるメリットが高くなります。

しかし、今はかつてない低金利時代です。条件によっては1%をきる利率もあります。

住宅ローン金利が高い時には、繰り上げ返済するメリットも大きかったのですが、今の時代は無理して繰り上げ返済するほどメリットもでないため、何かあった時に使える貯蓄として定期預金にしておくのも選択枝としてでてきます。

■住宅ローンは亡くなったらチャラ

住宅ローンを借りるときにはほとんどの場合、“団体信用生命保険”に加入しています。

これはローンを借りた人が亡くなった場合、住宅ローン残高が死亡保険でチャラになり返さなくていいようになるのです。

必死になって繰り上げ返済して早めに完済するより、亡くなるまで返し続けて亡くなった時までローンを残してチャラにしたほうがいいのでは……という考え方もありますよね。

■注意しなければならないのはこういう場合!

ただ、“団体信用生命保険”でチャラになるのはあくまでも死亡や高度障害の場合です。

例えば、長期療養やうつ病等で休業や退職を余儀なくされた場合にはカバーしておらず、住宅ローンを返済し続けなければなりません。その際、毎月のローン返済額が多かったり、ローン残高が多いと大変です。余裕のあるうちに繰り上げ返済して毎月の支払額を減らしたりしておくほうがいいでしょう。

また、妻が購入したマンションに住んでいて家計を支えていた夫が亡くなった場合や共同ローンなどの場合も“団体信用生命保険”でカバーはできませんので、家計の担い手とローン契約者が現時点で一致していない場合は注意が必要です。

いかがでしたか? その時の状況に応じて選択をしていくことが、得をする鍵です。

現状を把握してリスクのない資金計画をたてるようにしましょう。

(武田美都子)

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