【冴え女シリーズ(5)】[私のハートもスウィーツに♪]3話(後半)「白状します・・・」 (2/3ページ)
あの、何かあったんですか?女の子と」
卯月「……特に、何かあったというわけでは……」
美奈「ふーん」
卯月「すみません、白状します……」
美奈「いや、言いたくないならいいんですけど……」
卯月「いえ、このままではきっと、美奈さんの中の僕のイメージが悪化の一途をたどってしまいます!それは食い止めねばなりません!」
美奈「そんなことありませんって!」
卯月「……製菓学校の同級生がね、女の子ばっかりなんですよ」
美奈「自慢ですか?」
卯月「まさか!ええと、製菓学校を卒業した後、僕はすぐにフランスへ渡ってしまったんですが、4年後に帰国しまして。その頃にはすでに、同級生の大半がパティシエを引退していたんです」
美奈「大半が?」
卯月「女性なので、結婚を機にっていう子もいたんですが、ほとんどは身体を壊していました。腰とか、腕とか。お菓子作りって一見、夢はありますけど、重労働ですから」
美奈「つらいですね……」
卯月「やっぱり、製菓学校は自分の原点というか、夢や理想をお互いに語り合った場所なので、それを共にした仲間が若くして仕事をやめてしまっているのは、とても残念で」
美奈「たしかに……」
卯月「だからね、自分の店で誰かが身体を壊してしまうのが、僕は本当に嫌なんです。それで女の子を過保護にしちゃうんですよ」
美奈「そんなことがあったんですね」
卯月「……体調的にキツいときは、すぐに言ってください。