9000人調査でわかった「男女の性的指向」に関する最新事実 (2/2ページ)

Suzie(スージー)

しかし、ロンドンのキングス大学のカジ・ラーマン博士は、この結果の扱いには注意が必要だと呼びかけています。

ただ、マクリントック博士が研究に利用した国立機関の集めたデータには、以前から計測方法に問題が指摘されていて、データは自己申告をもとにしているので、調査に協力した人が本当のことをいっているかどうかはわかりません。

■性的指向は社会によってつくられるものなのかも

マクリントック博士の発表を受けて、SNSでは「それって、同性愛の女性が魅力的じゃないっていってるようなものじゃないの?」という批判の声もあがりました。

しかし、マクリントック博士は、「自分がいいたいのは、社会的な文脈や恋愛の経験が女性たちが自分自身の性的指向をどう受け止めるかに影響する可能性があるということだ」と主張しています。また、「同性の恋愛関係が異性愛よりも下だといいたいわけでもない」という点も強調しています。

■男性は100%異性愛者か100%同性愛者の傾向

それに対して、自分の身体的な魅力に関わらず、男性は「100%異性愛者」や「100%同性愛者」と断言する傾向があります。

高学歴の男性は、バイセクシャルであると申告する傾向にあるとマクリントック博士は伝えています。男性のほうが両方の性に惹かれる頻度は少ないようです。男性の性はこの意味では比較的柔軟ではないようです。

もし男性が1つの性にしか惹かれないとしたら、恋愛の機会で自分の性的指向を変えることも少ないといえるでしょう。機会があれば性的指向が変わるのかも……と考えると、やはり性的指向は社会に作られる面があるのかもしれません。

異性婚も同性婚と同じ権利を持ちつつある現在でも、性的指向は社会に作られている面があるのかもしれませんね。マクリントック博士の発表で、また議論が活発になりそうです。

(文/スケルトンワークス)

【参考】

Educated and attractive women ‘more likely to say they are 100% heterosexual’, claims study-The INDEPENDENT

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