カップラーメン誕生秘話に学ぶ!我が子を「自由な発想」が出来る大人に育てるには?
今や当たり前の商品でも最初は誰かが考えて、発明したもの。例えば、カップラーメンは、それまでは鍋を出して麺を入れて作るしかなかったラーメンの食べ方を変えました。
このように、現代の私達が当たり前に使っている便利なモノの数々は誰かの“発想”がもとになっています。自分の子どもも、こんなひらめきが出来る大人に育ってほしいですよね。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が自由な発想ができる大人に育てるために親はどうするべきか、お話したいと思す。
■カップラーメン誕生秘話
カップラーメンの発明者は日清食品の安藤百福氏。元々、商品としてあった『チキンラーメン』をアメリカに輸出。ところが丼、箸の文化のないアメリカ人は紙コップにチキンラーメンを割って入れて食べていました。それを見た安藤氏は、現在のカップヌードルをひらめいたそうです。
しかし、紙コップでは熱くて持てませんためコーヒーに使われている発泡スチロール製の入れ物にヒントを得て今のカップヌードルが出来上がったと言われています。
非常に柔軟な思考によって今までの常識をくつがえした、素晴らしい発明ですよね。
■質問です!あなたはどう答えますか?
“柔軟に考える”というのは言葉では言えても、実践するのは難しいこと。試しに下の質問に答えてみてください。
●魚をかいてください
「魚を書いてください」と言われると99%の人が頭を左にした魚を書きます。食卓の魚は左向きに置きますし、図鑑の魚は頭が左だからです。だから固定概念として入ってしまったのでしょう。でもそんな中、右に頭がある魚、上から見た魚、下から見た魚を書く人もいます。
実はこれ、物事を多面的に見ることができて、発想力のある社員を雇いたい会社の就職試験の一つなのです。
●「○+○=2」という問題
「○の箇所に適切な数字を入れて下さい」と言われたらみなさんはどんな数字を入れますか?「1+1」としか答えられない人がほとんどだそうです。でも答えは星の数ほどあるのです。
・0+2
・2+0
・-1+(+3)
・1.5+0.5
・1.99+0.01
など、様々な視点から考えることで、固定観念に縛られない、たくさんの答えが見つかります。
■柔軟な考え方ができる人に育てる教育2箇条
では、柔軟な頭脳の持ち主に育てるのにはどうしたらよいのでしょうか。それには、親の固定観念を押し付けず、子どもが感じたことを認めてやることが1番大切です。
(1)自分の意見が言えるのは素敵なこと
子どもに絵本を読み聞かせた後に、「どう?面白かった?」と感想を聞いて、「つまらない」と答えが返ってきたら、ちょっと残念に思いますよね。でも、つまらないと感じたとき、それを素直にはっきりと言えるのは素晴らしい態度です。親が喜ぶような模範解答をしたり、周りからの評価を気にして「面白かった」と言うより、つまらないときは「つまらない」と正直に答えていいのです。
「面白くない」と言える勇気はとっても大事です。自分の意見を親に対しても言うことを許されていない子は、人の目や評価を気にして本音を言えない、感情にフタをする悪い習慣がついてしまいます。
勿論、もう少し大きくなった時に、良好な人間関係を保つためには、例えばご馳走してもらった食事が不味くても「美味しかったです。ご馳走様」などと、社交辞令を言える世渡り術を身に付けていくことは必要です。でも、幼い頃はまず自分の思いを素直に表現することを教えましょう。
(2)大人の決め付けを押し付けないで
動物園に連れて来たんだから「動物に感動してほしい」。せっかく水族館に来たんだから「魚に興味を持ってほしい」と思うもの。けれどもよく考えれば子どもに楽しい経験をさせたいと思って立てた計画。「こういうものに興味を持ちなさい」と自分の考えを押し付けてしまうのは子どもからすると大人の身勝手というもの。
動物園に行っても乗り物コーナーが一番好きな子どもがいれば、水族館でイルカショーや魚に興味なく、動かない貝や小エビをジッと見ている子どももいます。でも、子どもたちはこれで十分、楽しんでいるんです。
その他にも例えば、保育園でお絵かきのお題が“遠足の思い出”のだったとします。発表会で見た絵が他の子は象やキリンなのに、我が子の絵だけがエレベーターホールのガチャポンであっても「こんなもの描くんじゃあない!動物を描きなさい!」なんて叱ることをしないでくださいね。
他の子とは違っていても、その子にはその子なりの考えがあるものです。それを大人の都合で間違いだと決めつけてしまうのはいけません。
いかがでしたか。
個性を伸ばし、子どもが柔軟な考え方をするためには、大人の固定観念を押し付けないことが最も大切なのかもしれませんね。