今世紀中頃までに最大6倍増!? アメリカの「大規模林野火災」のリスク (2/2ページ)
■ 対策費用の負担増加も問題だ
「いまこの瞬間にも、70もの野火が西部地区では燃え続けている」と同記事では書かれている。家や生命や自然に驚異を与え、煙は慢性的な心臓病や肺の病気を悪化させ、視界不良を起こしたり、水質を悪化させたりしているという。
アメリカ合衆国において、この数十年のあいだに、山火事を消火するために使われた費用は、およそ2倍にまで膨れ上がっているという。山火事の増加は、そういった国や自治体の予算の面でも大きな問題となりえるのだ。
地球温暖化の対策としては、温室効果ガスの削減が主要なテーマとされている。しかし、それが狙いどおりの成果を発揮するとはかぎらない。十分削減できないかもしれないし、削減できたとしても期待通りに温暖化がストップするとはかぎらない。
われわれは、次善の策として、実際にに温暖化が進んだときになにが起こるかを予想し、それに対処する方策も準備しておくべきだろう。
【参考・画像】
※ Risk of very large fires could increase sixfold by mid-century in the US – NOAA Climate.gov
※ Peter J. Wilson / Shutterstock
※ Todd Klassy / Shutterstock