効果絶大!子どもの心にガツンと響く「褒め方」「叱り方」の法則
子育て本コーナーに行くと“褒めて育てる”とか“叱らない子育て”という内容の本をよく見かけます。反対に、「幼児期からしっかり叱ってしつけましょう」という内容の本もあり、どちらが正しいのか、本当に迷ってしまいますよね。
特定非営利活動法人である子育て学協会の調査を見ても、なんと幼児を子どもに持つ親の48.4%が、「自分の育児に自信がない」と思うことがあるという結果が。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、育児において“叱ること”と“褒めること”の正しい方法についてお話します。
■「褒める」「叱る」はやり過ぎに注意!
(1)「叱られることが当たり前」になってしまう危険
オモチャを片付けていても特に何も言われない。でも散らかしている時だけ「片付けなさい!」と怒鳴られる。
ご飯を残さず食べてもなに言ってくれないママ。ちょっとでも残すと「残さずに全部、食べなさい!」と叱りつけられる。
毎日がこれですと、子どもは叱られることに段々と慣れてきてしまいます。耳にタコが出来て、怒鳴られても何とも思わなくなってしまいます。「馬の耳に念仏」状態ですね。
(2)「褒められることが当たり前」になってしまう危険
「褒めて育てなさい」と書いてある子育て本を読んで、その教えをそのまま実行に移すママもいますよね。口を開けば「偉いね~」「お利口だね~」「凄いね」「かっこいいね」などと、褒めていることでしょう。
確かに、初めは子どもは喜び、それなりの効果がありますが、次第に子どもは褒められることにだんだんと慣れてきてしまいます。そして遂には褒められても嬉しくなくなってきます。それどころか、時には褒めてくれない相手に対して不満を感じたりしてしまいます。
■褒めるのも叱るのも「伝え方」が全て
叱り過ぎてもいけないし、褒めすぎてもいけないのならば、一体どうしたらいいのでしょうか?大切なのは、“見た事実だけ”を実況するように、心を込めて声に出して伝えるということなんです。
例えば、褒める場合は
「ご飯をこぼさないで食べたね」「片付けているね」
など、心を込めて行動を認めてやる言葉だけを言えばそれで十分です。これらの後に「~だから偉いね」「~だからお利口だね」などの言葉を付け加える必要は全くありません。
逆に、叱る場合はママがちょっと驚き、
「ご飯、こぼしているじゃない……」「散らかっていて悲しいわ」
などの言葉を、残念な顔をしながら伝えればいいのです。
ボキャブラリーが少ないママでも、事実を“心を込めて”言うことは、そんなに難しくはありませんよね。この方法なら、状況に応じてバライティに富んだ表現が出来るので褒められても、叱られても子どもの心に響きます。
では、なぜ事実だけを伝えることに効果があるのでしょうか。事実を伝えるということは、ママが子どものことを“いつもしっかり見ている”“観察している”ということを伝えるということだからです。
子どものことを見ていなければその行動について伝えることは出来ませんよね。それを聞いた子どもは、「存在承認された」「認められた」と感じることが出来るのです。
いかがでしたか。
子どもの行動を観察しドンドンと言葉に出して表現してあげましょうね。それさえできていれば、“褒める”ことも、“叱る”ことも非常に効果的なものになります。