見極めるのが難しい!? 「チック症」と「癖」の違いって何?
子どもが頻繁にまばたきをしたり、力を入れて目をつぶる動作をしたりと、同じしぐさを頻繁に繰り返す様子を見たことがありませんか? これは癖なのか、それともチック症なのか…判断に困ることがありますよね。
そこで今回は、チックと癖の見分け方について、医師に解説してもらいましょう。
チック症と癖の違いは? 「チック症」とは、自分の意思とは無関係に、手や目など身体の一部が動いたり、声を出したりすることが頻繁にあることをいいます。
そのため、自分の意思では動作を止めることができません。また、ストップさせようと意識していると、症状が悪化するともいわれています。一時的に抑えることもできますが、抑えていた分、反動で後からひどくなってしまうこともあります。
一方で、「癖」は、自分で我慢してストップさせることができます。チック症と癖の大きな違いは、ここにあるといえるでしょう。
原因のひとつはストレス チックの原因ははっきりとは分かっていませんが、もともとある神経系統の要素に、ストレスが多い環境が重なると発症するといわれています。ストレスが多いと、チックの症状は悪化します。
以前は、親の育て方が原因になるなどといわれていましたが、ストレスが関係あるにせよ、それ自体は現在では否定されています。
チックの症状は? チックは、動きに関する“運動性チック”と、声などに関する“音声チック”があります。
運動性チックではまばたきや口のまわりをなめるしぐさを頻繁にしたり、音声チックでは、咳払いを頻繁にしたり、うなったりするなど、さまざまな症状があります。
改善方法と予防法 前述のとおり、チックはストレスや増悪の気持ちがきっかけになるので、子どもにあまりストレスを与えないことが大切です。
注意をしたり止めさせようとすると、かえって悪くなることもあるので、指摘しないようにすると自然に治ることが多いといわれています。症状がひどかったり慢性化する場合は、内服治療が行われることもあります。
医師からのアドバイス チックは、6~13歳頃の学童期に発症することが多く、女児よりも男児に多いといわれています。また、真面目な子どもに発症しやすいともいわれています。
子どもにはなるべくストレスを与えずに育てることが大切といえるでしょう。もし子供の動作がチックなのか、それとも癖なのかを判断できない場合や、症状がひどい場合には、早めに専門医を受診するようにしましょう。
(監修:Doctors Me 医師)