赤ちゃんは寝かせるほど賢くなる!?「昼寝」が記憶の発達に役立つとイギリスで判明
赤ちゃんがすやすやと気持ち良さそうに寝ている姿を見ていると、とても幸せな気分になりますよね。
赤ちゃんは、一日のほとんどを寝て過ごしているので、眠ってばかりで何もしていないように思われがちですが、実はこの赤ちゃんの“昼寝”には、驚くべきメリットが隠されていたのです!
そこで今回は、保育園での勤務経験があり、現在、1歳6ヵ月になる男児のママである筆者が、科学的に解明された“赤ちゃんの昼寝のメリット”と“上手な昼寝のさせ方”をご紹介します。
■昼寝する子は「記憶力」がグングンUPする!?
先日、イギリスのシェフィールド大学とドイツのルール大学による研究で、赤ちゃんは“30分以上の昼寝をすると、学んだばかりの言動を覚えやすくなる”という調査結果が発表されました。
同研究は、生後6ヵ月~12ヵ月の乳児を対象に調査を行ったもので、同じ月齢の赤ちゃんに指人形の手袋を脱いだり動かしたりするのを見せた後、4時間後と24時間後にその動きを思い出し再現することができるかを調査したものです。
動作の学習後、4時間以内に昼寝をしなかった子どもと、昼寝をした子どもとを比較したところ、昼寝をした子どもは“優れた回想能力”を示し、学んだ行動を再現できたという結果が出ました。
ただし、記憶力を高めるには、どれだけ寝たかも重要で、昼寝時間は少なくとも“30分以上”必要だといいます。
■絵本を読み聞かせるなら“眠りに落ちる直前”が効果的!
元気に遊んでいて意識がしっかり覚醒している時に、絵本の読み聞かせをしているというママは多いと思いますが、
同研究では、赤ちゃんが眠い時に一番学習能力があるという調査結果から、“寝る直前の読み聞かせは、子どもの記憶力の発達において重要である”と伝えています。
“絵本の読み聞かせ”や、“手遊び”や“歌”を教えるなら、ぜひ赤ちゃんが寝むそうな時に試してみてください!
元保育園勤務の筆者が、息子が眠る前に毎日行っているのは、その日のできごとを思い出させるような簡単な“語りかけ”をすること。
「今日は朝パンを食べておいしかったね、公園にお散歩に行ったね。ブーブがいっぱい走っているのを見たね……」というように、語りかけています。日常にかかわる単語が自然と覚えられるのでオススメですよ。
■元保育園勤務のママが教える、子どもを上手く昼寝させるコツ3つ
(1)“規則正しい生活リズム”が大事!
生後6ヵ月を過ぎて、夜まとまって眠れるようになり、早寝・早起き・決まった時間に食事を取るといった、規則正しい生活リズムがついてくると、昼寝をする時間も一定の時間帯になることが多いようです。
保育園では、昼食後の2時間くらいがお昼寝タイムになっていますが、家庭ではその子の睡眠パターンに合わせて、午前30分・午後1~2時間というように分けて昼寝をさせてもよいでしょう。
(2)午前中に体を使った“活動的な”遊びをさせる
朝ごはんを食べた後、一番活動的になれる午前中には、公園で遊んだり、室内でハイハイしたり、体を使った遊びを十分にさせてあげましょう。
お天気のいい日には、外気浴をするのもいいですね。好奇心を満たし、体を程良く疲れさせることで、子どもは自然と眠くなります。
(3)その子に合った“入眠パターン”を見つける
保育園でよくやる“寝かしつけ”としては、カーテンを引いて薄暗くする、寝付けない子どもの背中をトントンと手の平でたたく、ベビーラックを揺らしてあげる、オルゴールの音色の音楽をかけるなどがあります。
“入眠パターン”も人それぞれで、頭をやさしくなでているうちに寝る子もいれば、オッパイやミルクを飲まないと眠れない子、お気に入りのタオルケットがないと安心して眠れない子もいます。その子に合った“入眠パターン”を見つけてあげましょう。
いかがでしたか?
「赤ちゃんが一日中寝てばかりいる……」と、ママは心配しなくて大丈夫! 寝ている間に記憶力がUPして、どんどん賢くなっているのですから、安心してぐっすり寝かせてあげましょう。
昼間に1~2時間まとまって寝てくれると、家事もはかどり、赤ちゃんの機嫌も良くなるので助かりますよね。今回ご紹介した“上手な昼寝のさせ方”を参考にしながら、ママも上手に自分の時間を作って体を休めてくださいね!