32歳で亡くなったニュースキャスター「健康診断受けてなかった」の悲劇 (2/2ページ)
読売新聞の医療サイト「ヨミドクター」では、8月6日から9月17日までの計7回、黒木さんの生い立ちや胃がん闘病についてのインタビューが掲載された。
最終回で黒木さんは自省の念を込めて「若いから、自分の健康を過信していた」と話している。9月17日の連載最終回の2日後に黒木さんが亡くなると、連載を読み終えたばかりの読者からは、
「泣けてきた」
「読んでて辛い」
「自分より年下の人が亡くなるなんて」
「本人が一番悔しいだろうなあ」
など、悲しみの声が絶えない。
また、ここ数年、健康診断を受けていなかった件に強く反応する人もいた。健康診断をサボっていた人からは「自分も受けに行こう」という声も相次いだ。
フリーアナウンサーとしてつかんだ仕事を全力で取り組んできた黒木さん本人も、「まさか自分が胃がんに」と驚き、誰よりも一番悔しかっただろう。
(文・春山修司)