魔の2歳児が「天使に大変身」!子どもの思春期にも好影響をもたらしてくれる食育って?
スーパーに行けば「お菓子を買って欲しい」と大騒ぎし、レストランでは食事どころか遊びまわる我が子。イヤイヤ期に突入した幼児は親の思い通りに動いてくれませんよね。2~3歳頃は多くのママが頭を抱える時期ですが、この魔の時期を楽しく過ごすヒントは“食育”にあったのです。
今回は料理コーチングのプロである村上三保子先生に、子どもの心を飛躍的に成長させる家庭での食育ポイントを教えていただきました。
■可愛い子には料理をさせろ!心と五感が育つ実践食育
お掃除でも料理でも、小さい子どもは何でもママのやることを真似したがります。忙しいときは、「邪魔だからあっちで遊んでて」と子どもを追い払ったり、少し手伝わせてあげても、危なっかしくて見てられず、すぐに子どもの仕事を横取りしていませんか?
村上先生によれば、料理は幼児にとって絶好の食育のチャンスなんです。素材の持つ色や香り、感触、切る時や炒める時の音、色の変化、調味料ひとつひとつの味や香りなど、幼児の五感を刺激する“学びの宝庫”なのです。
料理を通して多くの失敗と成功を体験することで、失敗を恐れずに何度もチャレンジする力が身に付いたり、最後まで自分でできたという自信から得られる自己肯定感や、何かを作り上げる想像力など、子どもの“情緒面”を飛躍的に伸ばすことができます。
■メインシェフは我が子に任せて!
料理の食育ポイントは、“ママのお手伝い”をさせるのではなく、“最初から最後まで”幼児が料理をすることだそう。「危ない!」「こぼれるわよ」と、つい手も口も出してしまいそうですが、そこはガマンしてください。「自分でやり遂げた!」という達成感が子どもの自信につながります。
親が先回りをして世話をやくと、子どもが自分で体験する機会を奪ってしまい、結果として成長を阻むことにもなりかねません。本当に危険なとき以外ママは表に出ず、黒子に徹するように努めましょう。
また、あまりに誉めすぎるのも逆効果。必要以上に「上手上手!」と持ち上げられた子どもは、“上手にできないことは恥ずかしいこと”と感じて、「上手にできないからしない」と何事にも挑戦しなくなることがあるのだとか。
まったく誉めないのも問題ですが、「美味しいよ」「作ってくれてありがとう」など、普段、ママが家族から言われてうれしくなるような自然な言葉をかけてあげられるといいですね。
■地獄の買い物・食事タイムが“天使の笑顔”タイムに変わる驚きの効果
料理をするという食育は、ママにも思わぬ恩恵を与えてくれます。食材に興味を持った子供は、スーパーで走り回るのをやめてママと一緒に魚や肉、野菜を見ながらおとなしく買い物ができるようになあります。
その他にも、自分で調理することで、今まで嫌いだったものが食べられるようになったり、食事の際の遊び食べが減ったりなどのうれしい効果が。
また、“やり遂げる達成感”を知った子どもは、料理以外のことも自主的に行うようになり、“イヤイヤを連発することが減った”という報告も多数あるそうです。
手出しをせずに子どもを見守ってみたら、思った以上にわが子ができることに気づき、感激の涙を流すママも多いようですよ。家庭で簡単に実践できる料理食育で子どもと一緒にママも成長しちゃいましょう。
いかがでしたか?
“命をいただく”ことの大切さや感謝する気持ちなど、大切だけど、口では伝えにくいことを身をもって習得できる料理。幼児期に自信がつき、自己肯定感を身に付けた子どもは、10代前半の情緒が揺れる時期も比較的穏やかに過ごせるようです。
自分を大切にしながら他者も思いやれる子に成長してくれるよう、人格形成の基礎となる幼児期にこそ多くの体験をさせてあげましょう。