赤ちゃんはみんなバンザイポーズで眠るって本当!? 「万歳寝」に隠されたオドロキの理由
可愛くてついつい写真を撮りたくなってしまう赤ちゃんの寝姿。撮影した写真を整理するときや、SNSに流れてくる友人の赤ちゃんの写真をみて「あれ?万歳姿が多いなー」と思ったことはありませんか?
筆者の4ヶ月になる赤ちゃんも万歳姿でよく寝ていますが、実はこの万歳のポーズをして寝るのには驚きの理由があったのです。
そこで今回は、筆者も子育てをしているなかで疑問に思ったこの“万歳寝”について、助産師である妹に取材して分かったことをお伝えします。
■赤ちゃんは誰もが「万歳寝」になる理由
この万歳寝、実は生後数ヶ月の筋肉の発達具合に関係しているのです。
映画やテレビなどではガイコツが歩くシーンがありますが、実際は骨だけでは歩いたり、立ったり座ったりすることはできず、バラバラになってしまいます。骨は体の形をつくり、筋肉は姿勢や運動の動力源の役割を果たしています。
そして赤ちゃんのときは、仰向け姿勢では曲げる方向に筋肉が働きやすい状態になっているため、自然と手は握って、腕を内側に曲げて、という万歳のような格好になるのです。
■実は万歳寝はとても機能的だった!
生まれたばかりの赤ちゃんは体温調整をするのが苦手なため、手や脚の先から熱を放出して体温調整をしています。
そのため、助産師である妹によれば、産後の入院期間中は赤ちゃんの手や足先が冷たくなっていることがよくあり、新米ママさんから度々「手足が冷たいのですが、大丈夫ですか?」と相談をうけることがあるそうです。
これは体温調整の機能の影響なのでお腹など、体の中心部分の体温が温かければ心配することはないとのこと。
確かに、筆者の赤ちゃんもおくるみに包んで寝かしつけをしても、朝起きるとおくるみから手が抜け出して万歳状態になっていることがよくありました。これは体温調整をするための脱出行為だったのですね。
■万歳寝は「熟睡サイン」!?
万歳寝をして寝ている赤ちゃんの手を触ってみると、だらんと脱力状態なことが分かると思います。体の緊張がとれてリラックスをしているとき、筋肉の働きで自然と手をあげた“万歳”状態になっているのです。よって、赤ちゃんが万歳をして寝ているのは、ぐっすりと寝ついているサインと言えます。
■ママが恐れる「もう一つの万歳」とは?
生後4~6ヶ月くらいまでのママの寝かしつけの強敵となるのが“もう一つの万歳”です。それは、『モロー反射』と呼ばれています。
寝かしつけをして赤ちゃんがウトウトし始めた時などに見られるもので、ベッドにおろされたり、近くで大きな物音がした時に手足を急激に“ビクッ”と万歳のように大きく広げ、そのあとにしがみつくように縮める反応です。
せっかく寝かしつけた赤ちゃんがこのモロー反射によって起きてしまった、ということも多いのでは?
物音を脳が体に伝達することで、反射的に体が動いてこのような反応が見られますが、 一般的には生後6か月くらいを過ぎるとだんだんと無くなってくると言われていますが、個人差もあるのであまり心配せずに経過をみましょう。
いかがでしたか?
赤ちゃんの万歳寝姿、可愛いだけでなく実は機能的な理由があったのですね。そして万歳寝はぐっすりと寝ついているサインと分かると、ママとしてはなんだかとても安心してその寝姿を眺めてられるのではないでしょうか?