準暴力団規定された関東連合のルーツ「ブラックエンペラー」元支部長に聞く (3/3ページ)

東京ブレイキングニュース

利用される事はあったが、自分からは出来るだけ距離を置く。その様な暗黙の了解があった。大人になったら、自然に大人に溶け込み、関東連合の名前は静かに自分の中で消していく。後輩に伝統ある関東連合を託す。それが彼らの美学であった。

 筆者の先輩、友人、後輩にも数多くの関東連合を含め暴走族OBは多い。皆、社会の波に揉まれて、大人になっていった。何も知らない事情通が家庭内の環境とか物知り顔に語るが、そんな事はない。家庭的に恵まれていた人間も数多くいた。ただ走りたかったから、走る事によって自分を認めて欲しかったからだ。

 単車、車が好きで走った人間も喧嘩をしたくて走った人間もいる。決して社会からはみ出した人間ではない。普通の少年であり、みんな普通の大人になっていった。表現方法が違っただけである。今回取材させてもらったW氏の最後に語った言葉が印象に残っている。

「普通が一番幸せだけど、それは難しい」

Writing by 西郷正興

「準暴力団規定された関東連合のルーツ「ブラックエンペラー」元支部長に聞く」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る