【子どもに読んであげたい絵本】教育家が厳選した、今も昔も「大切なコト」を教えてくれる絵本5選

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【子どもに読んであげたい絵本】教育家が厳選した、今も昔も「大切なコト」を教えてくれる絵本5選

日本国内だけでも、絵本は75,000冊もあると言われています。ママも、「子どもに絵本の読み聞かせをするのは良いこと」と、思ってはいても、膨大な数の絵本から一体何を選べばいいのか、悩んでしまいますよね。

読み聞かせる絵本は、子どもだけでなくママも楽しく、共感できるものの方が嬉しいですよね。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が子どもだけでなく、ママも共感できるような絵本をご紹介します。

■何気ない日常の大切さを教えてくれる絵本2選

いつもいつも同じことをしている日々に嫌気がさすときもありますよね。でもいざそんな日常がなくなってしまうと、人は寂しいと思ってしまうものです。

そんな“何気ない日常”の大切さを教えてくれる絵本を2冊ご紹介します。

(1)『怪獣たちのいるところ』 モーリス・センダック(著) じんぐうてるお(訳) (冨山房)

こちらは2009年に映画化されているので、映画をご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。

マックスという男の子がいたずらをしてお母さんに叱らてしまいます。おしおきとして、部屋に閉じ込められたはずが、マックスが居たのは怪獣の国。マックスはそこで王様になり怪獣たちを踊らせたり、悠々自適に暮らします。

しばらくして、お母さんが恋しくなったマックスは怪獣たちの元を去ろうとします。しかし、怪獣たちに好かれてしまい、「食べてやるからいかないで」と言われます。怖くなったマックスが逃げるクライマックスは本当にハラハラさせられます。

夢から覚めた子ども部屋には、お母さんが作った温かいご飯が置いてありました。

どの子も一度は似たような夢を見ことがあるのではないでしょうか。ハラハラ、ドキドキしながらも、自分の居場所の大切さを教えてくれる一冊です。

(2)『小さいおうち』 バージニア・リー・バートン(著) 石井桃子(訳) (岩波書店)

この絵本は、全ページが同じ構図で描かれています。タイトルの小さいおうちも最後のページまで変わらず建っています。変わるのは周りの景色だけ。

田舎だった環境がやがて人が住み町へ変わり、都会へと変貌していきます。気づけば夏も冬もわからないくらいにまで、町の風景は変わってしまいます。

最初は都会にあこがれていた小さいおうちも、白いひなぎくの花が咲き乱れる昔に戻りたくなります。そして田舎に戻り、普通の幸せを噛みしめるお話しです。

ついつい“進んだ”ものばかりに憧れてしまうこともあるかと思いますが、そんな時に“普通の幸せ”の大切さを教えてくれる一冊です。

■人に、動物に、優しくすることの大切さを教えてくれる絵本3選

(3)『スーホの白い馬』 大塚勇三(著) 赤羽末吉(イラスト) (福音館書店)

この絵本はモンゴルの民話がもとになっていて、モンゴルの楽器“馬頭琴”はこの物語に由来していると言われています。

主人公である、貧しい羊飼いの少年の“スーホ”が、白い子馬を拾います。彼が心を込めて育てたその馬は立派になりました。

ある時、“競馬で1番になった者に姫と結婚させる”という話が伝わりスーホは参加します。レースはスーホの馬の圧勝。しかし、王様は約束をやぶり、馬だけを奪い取ります。そして、馬は死んでしまいます。

スーホは悲しみにくれながらも、この馬の骨と皮で楽器を作ります。小学校の教科書にも採用されたお話です。

悲しいお話ですが、主人公スーホの行動が、動物に優しくすることの大切さを教えてくれる一冊です。

(4)『手袋を買いに』 新美南吉(著) 黒井健(イラスト) (偕成社)

子どもが読むものだからこの程度でいいという妥協を許さない“絵師”の手で描かれた講談社シリーズです。気品のある優雅な絵で物語が展開されています。一冊1,500円と、少々高価な絵本ですがそれ以上の価値があります。

ある日、母狐は凍えて冷たい子狐に「手袋をさせてやりたい」と思い、子狐を1人で町に行かせます。

子狐は、狐だとばれないように、片方の手を人の子の手に変えるのですが、誤って逆側の手をだしてしまい、狐であることがばれてしまいます。でも、店員さんは優しい気持ちにで、お金を確認して手袋を売ってやります。

人や動物も差別することなく接する店員さんの態度に、心温まる一冊です。

(5)『さっちゃんの魔法の手』 たばたせいいち(著) (偕成社)

『先天性四肢障害児父母の会』とそれに関わる人達により、出版が実現した絵本です。

“先天性四肢欠損”という生まれつき右手の指がない障害を負って生まれたさっちゃんが主人公です。さっちゃんは幼稚園での、ままごと遊びの場で「お母さん役をやりたい」と言います。しかし友達から「さっちゃんはおかあさんにはなれないよ!だって手のないおかあさんなんて変だもん。」と言われてしまいます。

深く傷ついてしまったさっちゃんは、家に帰ると「自分がなぜ人と違うのか」と、母親に詰め寄り、幼稚園にも行かなくなってしまいます。でも、ママとパパの愛情あふれる言葉を聞いて、さっちゃんは自分の手を「魔法の手」として現実をポジティブに受け入れて行きます。

幼児は普段、障害者と関わる経験がありません。絵本を通してこれを知ることが出来ます。また、父母の愛情や、幼稚園の先生とのさっちゃんの関わり合いも非常に学ぶところが多い一冊です。

いかがでしたか。

絵本は、子ども向けに書かれたものですが、自分が“親”になってから子どもと一緒に読むと、ハッとさせられることもたくさんあります。是非子どもと一緒に絵本を楽しんでくださいね。

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