お風呂は最適な場所だった!幼児期からコツコツ始めたい「性教育」とは
海外暮らしをしていると、日本特有の文化がよく見えることがあります。その一つがお風呂です。日本は世界の中でも有数の、お風呂を大切にする文化を持っています。洗い場と風呂桶があり、そこに親子が裸同士で入るというスタイルは、世界でも同じような例を見る事は出来ません。
今回はシンガポール在住の誕生学アドバイザーである、アンデルセンのりこさんにお話を伺い、親子のお風呂時間を活かした男の子への性教育の仕方について教えて頂きました。
■どうしてお風呂場がいいの?
アンデルセンさんは、「お風呂場は、性教育に最高に適した場所です」とおっしゃいます。何故かと言うと、お風呂場は兄弟姉妹や、ママやパパとの身体の違いが目に見えてよく分かる場所だから。
入浴中に、我が子からこんな質問を受けた方は、きっと沢山いらっしゃると思います。
「どうしてママやお姉ちゃんは、おちんちんがないの?」
「赤ちゃんはお尻から生まれてくるの?」
「どうして僕だけ、おちんちんがあるの?」
「どうしてパパのおちんちんは、僕のより大きいの?」
こんな質問を受けた時こそが、子どもに“身体のこと”を伝える、とてもいいチャンスなのだそうです。
■そんな小さな頃から性教育って必要なの?
確かに、まだ子どもが小さい頃は性教育の必要性の是非を考えてしまうときにありますよね。アンデルセンさんはこの点に置いては迷わず、「性教育は小さい頃からした方がいい」とおっしゃいます。
「性教育はいのちの話です。いのちの話は子ども達の自尊感情を高める効果があります」とのこと。
赤ちゃんがどこから生まれてくるのかという、“いのちの話”には、自分の子どもが生まれた時の話も、もれなくついてきます。
その時に合わせて「あなたが産まれてくるのを、みんな待っていたんだよ」「産まれてきたとき、とっても嬉しかったよ」「赤ちゃんだったあなたは、とっても可愛かったよ」などとお話してみてください。全ての子が目を輝かせて聞き入るはずです。
また、10歳を越える頃には、学校で性行為の仕組みを習ったり、恥ずかしいものとしての性のイメージをどこかから知ってしまいます。その頃に親から“いのちの話”を聞くのは抵抗が出てくるので、「小さい頃から少しずつ話す事が大事」とのことです。
■ 子どもにはどのように答えてあげればいいのでしょうか
では、先ほどの、お風呂での子どもからの質問について、どのように答えてあげるのが良いのでしょうか? アンデルセンさんに、具体的な回答例を教えて頂きました。
「ママには、赤ちゃんが育ついのちの部屋がお腹にあるけれど、パパにはないんだよ」
「男の子はね、おちんちんの隣に、お父さん卵のお部屋があるんだよ」
「女の人には道が3つあるよ。おしっこの道、うんちの道、それと、赤ちゃんが通ってくる、いのちの道だよ」
このように、小さいからといって性教育を避けるのではなく、“いのちの話”としてしっかりと子どもに教えてあげることが大切なのです。
いかがでしたか?
特にお子さんが何人かいるママにとって、お風呂はとても大変な仕事の1つですが、一緒にお風呂に入れるのは、ほんの数年だけ。しかも、それは世界に類を見ない素晴らしい日本の文化なのです。是非お子さんと楽しんで、“いのちの話”をしてみてくださいね。