【薬剤師に聞いた!】ママが知りたい「薬と相性の悪いNG食べ物」と薬の疑問あれこれ3つ
秋から冬にかけて寒くなるにつれ、風邪やインフルエンザなどの病気に罹ることが多くなりますよね。そして子どもや自分が病気をしたときにちょっと戸惑うのが、薬の飲ませ方・飲み方ではないでしょうか?
薬をそのまま子どもに与えても、飲んでくれなかったり、吐いてしまったり……。食べ物などに混ぜているママも多いと思いますが、混ぜても大丈夫かどうか相性が気になるものもあります。
また、授乳中のママは、母乳への影響も心配だと思います。
そこで今日は、子育てママの薬の疑問あれこれ3つについて薬剤師で1歳と5歳のお子さんをお持ちのパパである水八寿裕さんに聞いてきましたので、ご紹介します。
■質問1:「粉薬を嫌がる子ども、アイスクリームなどに混ぜて与えるのはダメですか?」
お薬と食べ物の相性には、良い悪いがあります。
たとえばこれからの季節はインフルエンザに罹るお子さんも多くなってきますが、インフルエンザの薬である“タミフルドライシロップ”は、同じアイスでもチョコはOKですが、バニラはちょっとNGです。チョコは薬の苦味がほとんど消えますが、バニラだと苦味が増してしまうからです。
薬の苦味が増すような食品と一緒に与えてしまうと、薬だけでなくその食品までも嫌いになって食べなくなってしまうという可能性がとても高くなります。
なので、食べ物に混ぜるという作戦は100%ではありません。
一番無難なのが市販の服薬支援ゼリーで、ほとんどの薬はカバーできますから、粉薬を飲んでくれない場合は試してみてください。
■質問2:「咳がひどくて貼り薬を処方されました。胸だと子どもが自分で剥がしたり、口に入れないか心配なのですが……?」
寒さが増してくると、咳で苦しむお子さんが多くなってきますが、日本では“ツロブテロールテープ剤”という気管支を広げる貼り薬があり、冬場はよく処方されます。
こちらの薬、胸に貼るというご家庭は多いと思いますが、それだと子どもが自分で剥がしたり口に入れてしまうということは確かによくあります。
実はこの薬は、上半身でしたらどこに貼ってもほぼ同じ効果が期待できます。実際、水さんはこのテープをお子さんの背中に貼られているそうです。
ほとんどのお子さんはこの方法で対応できるかと思います。何日間か使う場合が多いので、少しずつ場所を変えて貼るなどでして、かぶれないように注意をしましょう。
■質問3:「風邪をひいてしまい、近くの内科を受診。先生には授乳中と言わなかったけど、処方された薬は飲んで大丈夫?」
これもよくあるパターンですね。院外処方せんの場合は薬局でチェックがかかるので、薬によっては「授乳中だったらちょっと処方医に確認しましょう」ということになるケースがあります。
一番無難な方法は、服薬期間は粉ミルクにすること。しかし、「粉ミルクだと子どもが飲んでくれない!」という場合も少なくないと思います。
ちょっと気の利いた薬剤師だと、
・M/P比 薬物の母乳濃度と母体の薬物血中濃度の比
・RID 相対的乳児投与量
という数式から算出された値を参考に、できる限り授乳を続けられるよう薬の処方や飲み方を指導してくれますから、相談されるといいでしょう。薬によってはそんなに気にしなくても良い場合もあります。
気になるときは『授乳中の薬の影響 国立成育医療研究センター』のHPが参考になります。情報の確認後は必ず専門家に相談しましょう。持病などで薬を飲み続けているような方は、おくすり相談を積極的にされることをおすすめします。
いかかでしょうか?
小さい子どもがいると薬に関してはいろいろと神経を使いますが、「良い情報は周りのママ友の方と共有しましょう」と水さんがおっしゃるように、気になることは近くの薬剤師さんに聞いたり良い情報をママ友と共有して、ひとりで抱え込まないようにしていきましょう。