どこまでもソツのない男? 福山雅治:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載70 (2/3ページ)
福山、今も驚異的なかっこよさだし、歳をとったなりの魅力もあるけど、当時はもう少しやせてて、肌とかぴちぴちで、本当に素敵だったの! 「神はなんと美しいものをお造りになったのか」とわりと本気で思ったものよ(大げさ)。
それまではほとんど映画やドラマに出たことがなく、CDの売り上げもあまりパッとしなかったらしい福山だけど、以後、「愛はどうだ」「ホームワーク」そして「ひとつ屋根の下」と立て続けにドラマに出演。曲もヒットするようになり、押しもおされぬ大スターに。
そして青田買い体質のアタシは、福山が売れるにつれ、徐々に興味を失っていったんだけど、でも福山のことは今でも嫌いじゃない……というか、むしろ好き。
ただ福山って、最初の頃はわりとやんちゃキャラで売ってた(?)のよね。
初めて福山を知ったころ、アタシ、『明星』とかの福山のインタビュー記事を読み漁ってたんだけど、そこに確か「かなりのギャンブラー気質」「パチンコで1000円とかチマチマ賭けてるような人間は信用できない」みたいなことが書いてあったの(25年くらい前の記憶なので、かなりうろ覚えだし間違ってるかもしれないけど)。
それを読んだとたん、賭けごとというものをほとんどせず、パチンコに1000円以上つぎこんだことのない(お金がもったいないから)アタシは「ああ……。この人にはお友だちになってもらえない……」と思ったものよ。
でもその後、いつの間にか福山はちょっぴりインテリジェンスも感じさせつつ、ひょうきんで包容力ありげな、死角もソツもないキャラに。25年前のあれは、若くて血気盛んだっただけなのかしら。あるいはどこかでキャラ変更を決断したのかしら。
そして「吹石一恵」という人選も絶妙。ヘタに売れっ子の女優さんとかだと、ファンもアンチも多いから大変だけど、「それなりにきれいで、それなりに知られているけど、それほどに売れているわけではない」ふっきーなら、同性からもあまり嫌われてなさそうだし、結婚によるダメージを最小限に抑えられそう……。
というわけで、「ソツがないなァ」「見事だなァ」と感心しつつも、アタシ的にはさほど面白みを感じなかった、今回の結婚。