「一人っ子だからワガママ」なんて言わせない!親が把握しておくべき一人っ子のメリット・デメリット
少子化、出産年齢の高齢化によりひとりっ子の割合は年々増えています。
3人よりも2人、2人よりも1人、子どもの数が少なければ少ないほど子育ては1/2、1/3と確かに楽になります。でも、たった1人の我が子に目が向いてしまうため過保護になったり、一人しか育てた経験がないため不安感に陥ったりすることもあります。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が一人っ子の育て方についてお話します。
■子どもへの投資は過保護なのか?
一点豪華主義という言葉があります。“全体的には質素でありつつ、特定のものに対しては出費を惜しまず豪華さを追求するさま”。
洋服にはお金をかけないけれどもアクセサリーや時計は高級品を選ぶとか、外食や旅行などはしないけれどもオーディオ機器に費用をかけるのを惜しまないなどです。
これと同じで、ママとパパはブランド物や趣味にお金をかけることはしないけれども子どもの習い事にはドンドン投資し子どもの教育だけにはお金を惜しまないのも一点豪華主義ですね。
これは決して悪いことではありません。
子どもが少なければ2人3人と分散しないで、1人の子に投資できるのですからそれはそれでラッキーなことと考えましょう。
■一人っ子のデメリットとメリット
一人っ子という環境には少なからず、デメリットメリットがありますので、親はそのことを把握しておく必要があります。
<デメリット>
●ママの2つの眼、パパの2つの眼、一人っ子は4つの眼で監視され過保護、過干渉の中で育つ
●両家にとって初孫だったりするとお祖父ちゃん、お祖母ちゃんまで参戦し8個、12個の眼がある環境、子どもは大人の期待を一心に受けてしんどいかも・・・
●兄弟姉妹がいない分、使いたい玩具、食べたいお菓子をいつでも独り占めし我儘が通る
<メリット>
●期待を一心に受け“蝶よ花よ”と育てられ大事にされる
●たくさんの眼があるのできめの細かい対応をしてもらえる
●愛情を一心に受けることが出来る。幼児期にたくさん親に甘えることができ心が満たされる。これにより親離れも早く出来ることもある
●「お兄ちゃんが3歳だった頃は文字を書いていたのにどうして同じ兄弟なのにあなたは出来ないの!」と兄弟、姉妹と比較されることなく育つことができる
デメリットとメリットは、まさに“諸刃の剣”です。良い環境である反面、一歩間違えると良くない環境になることもあるので気をつけましょう。
■一人っ子の親が意識した方がよいこと
兄弟姉妹が多い子は何をするにも常に自分の思い通りにならない環境で生活しているので我慢することも多く、“我儘は通らない”ことや、“協調性を持って相手と仲良くしなくてはならない”ことばかりなので忍耐力がつくのは確かです。
でも、一人っ子にはそれがありません。だから“兄弟姉妹の役割”を親が意識的にやってしまうと、効果的なんです。
例えば、ショートケーキとモンブランのケーキがあったとしましょう。兄弟姉妹がいれば取り合いになります。でも、争う相手がいない分、時にはママが先に好きな方を先にとってしまいましょう。何でも子ども優先、にしないのです。
一人っ子の子どもを持つ親であれば、
●一人っ子だからこそ、他の人と喧嘩するチャンスを作り、お友達とケンカが始まったとしても、「仮の兄弟喧嘩が出来る絶好のチャンスだわ」と思い親がしゃしゃり出ない
●保育園の一時預かりなどを利用し、年齢の違う子どもと交わる機会を作る。
この2点を理解しておくだけで、子どもが成長する環境を整えやすくなります。
いかがでしたか。
一人っ子だと、我儘で競争心がなく、協調性がに欠けると思われがちですが、意識的に親が環境を整えることでいくらでもカバーできます。
様々な事情で一人っ子になった我が子の境遇を嘆いていてはいけません。今の状況で不足しがちなところをどう補うか考えることが大切ですよ。