【冴え女シリーズ(6)】[苦手だった不良転校生が・・・?]第1話(後半)「用事は済んだだろ?」 (2/3ページ)
なにが楽しいんだか」
智子「えへへ……あのさ?」
藤宮「あん?」
智子「……迷惑だった?」
藤宮「なにがだ?」
智子「あたしがお礼したいって言ったの迷惑だった?」
藤宮「……迷惑、とは思わない」
智子「じゃあ―」
藤宮「だが、押しつけがましさは感じた」
智子「うっ」
藤宮「とにかく、本当にいいんだ。気にするな」
智子「そっか……」
藤宮「……」
智子「……ジュースくらいならご馳走していい?」
藤宮「~っ、お前は!」
智子「だってモヤモヤするんだもん!助けてもらったのに、何もできないなんて。平等じゃないっていうか、申し訳ないっていうか」
藤宮「日高、あのな……」
智子「はっ!? 名前呼んでくれた。覚えてくれてたんだ?」
藤宮「俺が転校してきて何日経ってると思ってんだ。大体のクラスメイトの名前くらい覚えた」
智子「でもこの間、いいんちょの名前わからなかったじゃない」
藤宮「……大体だと言っただろう?お前の声がクラスで特にうるさかったから真っ先に覚えただけだ」
智子「あはは、ごめんね? 気に障ってたなら謝るよ」
藤宮「はぁ……別に、気に障ってなんかない。楽しそうにしているのはいいと思う」
智子「そう? ならよかった」
藤宮「とにかく、もうその話はするな。