【冴え女シリーズ(6)】[苦手だった不良転校生が・・・?]第3話(前半)「強くなりたかったから」 (2/3ページ)
●第3話(前半)「強くなりたかったから」
智子「じゃあやろうよ」
藤宮「……誰かと違って俺は下手なんだよ、野球」
智子「部活やってないなら、アルバイトとかは?あたしが働いてるファミレスでよかったらバイトしない?人手不足でかなり困ってるんだけど」
藤宮「あー……悪ぃけど、今のところは考えてない」
智子「そのうち部活入るから?」
藤宮「いや……部活も入る気はない」
智子「えー、じゃあ放課後何するのよ?」
藤宮「俺はその、習い事を色々な」
智子「習い事? ピアノとか?」
藤宮「……俺をみてよくピアノとか言えたな」
智子「イケメンはなにしててもおかしくないと思う」
藤宮「ピアノ、ではない」
智子「じゃあフィギュアスケート」
藤宮「斜め上いったな……」
智子「イケメンはなにしててもおかしくないと思う」
藤宮「はぁ……武術をいろいろやってるんだ」
智子「武術?」
藤宮「剣道、柔道、合気道、空手その他もろもろ」
智子「え、藤宮ってなんなの? 修行僧かなんか?」
藤宮「どこからその発想くるんだ……?」
智子「えー、なんでそんなに色々やってんの?」
藤宮「……一言で言うなら、強くなりたかった……からだな。部活に入っちまうと、それ一つしか出来なくなるから入らない」
智子「なるほど。だからあんなに強かったのね」
藤宮「あっちで出来なくてこっちで出来そうなのがいくつかあったから、色々捜してやってみようと思ってる。弓道場があったから、弓道もやってみてぇな」
智子「あんなに強いのにまだ増やすの?」
藤宮「最初はただたんに強くなりたかったから始めたんだが、やり始めたら、奥が深くてハマっちまってな」
智子「あたしも何かはじめてみようかなぁ。