北海道・東北ではみそラーメン、東海ではこってりうどん、四国で関西風うどん、九州でとんこつラーメンが人気
日本能率協会総合研究所は、全国の男女個人及び主婦を対象に2回にわたって『味の地域差に関する調査 2015』を実施し、結果を発表した。調査期間は2015年5月~6月、有効回答数3,662人。
抽象的な味について16の選択肢を挙げ、好き嫌いを尋ねると、好きな味1位は「甘い味」。好きな人が3人に2人という結果になり、10年前から微増を続けている。続いて「うま味のある味」「和風だしのきいた味」「コクのある味」となった。嫌いな味は「苦い味」「激辛味」が半数以上となり、3位は「酸っぱい味」となった。
好きな味/嫌い・苦手な味
和風・中華めん類の好みについて聞いてみると、全体では約6割が「焼きそば:ソース味」と回答し、トップに。次いで「ラーメン:しょうゆ味のスープ」「ラーメン:みそ味のスープ」「温かいうどん:関西風うどん」となった。
また、各地域で全体より5ポイント以上高い上位3項目をピックアップし、めん類の好みの地域差を見てみると、全体トップの「焼きそば:ソース味」は好みの地域差がほとんどなく、2位の「ラーメン:しょうゆ味のスープ」は北関東・甲信、首都圏で1位、3位の「ラーメン:みそ味のスープ」は北海道、東北で1位となった。ほか、東海ではカレーうどんや味噌煮込みなどのこってりうどん、関西、中国・四国では関西風うどん、九州でとんこつラーメンが上位に挙がった。
好きなめん類
好きなメニューを主食以外の41項目でみると、「刺身」が7割を超えてトップに。次いで「から揚げ・竜田揚げ」「ハンバーグ」「みそ汁」「天ぷら・かき揚げ」「焼き肉・鉄板焼き」「ギョーザ」「お好み焼き」「すき焼き」「ステーキ」「卵焼き」「しょうが焼き」「焼き鳥」となり、上位では13項目中8項目が肉主体のメニューとなった。
各地域で全体より5ポイント以上高い上位3項目をピックアップしたおかずの好みの地域差を見ると、「納豆」が北海道、東北でランクイン。東北や北陸・新潟では和食の一汁三菜メニューが人気、北関東・甲信や首都圏では洋風・中華風が中心だった。中国や四国では焼肉、寄せ鍋など食卓をみんなで囲むメニューが、九州ではジャガイモメニューが人気だった。
好きなおかず
また、主婦を対象に普段料理によく使う調味料を聞くと全体では「ケチャップ」「こしょう」が9割を超えて双璧に。次いで「つゆの素・めんつゆ」「マヨネーズ」となった。
各地域で全体より5ポイント以上高い上位5項目をピックアップし、家庭で使われている調味料の地域差を見てみると、全体で3位の「つゆの素・めんつゆ」は、北海道と宮城・福島では1位に。「穀物酢」は関東以北で、「かつお風味のだしの素」は宮城・福島と北関東・甲信で、「焼肉のたれ」は福岡で、「濃口しょうゆ」は阪神圏と福岡で特によく使われていた。
よく使う調味料
男性が好きな「焼肉のたれ味」、 女性の好きな「バジル味」は好きな人が増加中。
調味料系の選択肢41項目を挙げ、好きな味・風味を聞くと、全体では「しょうゆ味」が6割を超えトップ。以下「かつおだしの味」「塩味」「みそ味」「マヨネーズ味」が続いた。
男女の差が10ポイント以上あった項目をピックアップしてみると、10項目中「カレー味」「焼肉のたれ味」は男性の方が好きな人が多く、女性の方が好きな人が多かった残り8項目は「コンソメ味」「チーズ味」「ホワイトソース味」「トマト味」など、洋風の味が多く挙がった。
好きな味・風味