いっぱいお金があると幸せ?本当にHappyな人が知ってる「ココロの貧しさ」

誰でも「もっと収入があれば……」と思うもの。景気の見通しが良くない今の日本で、お金持ちになりたいと思うのはみんな一緒。
お金があれば確かに物欲は満たされるし、ある程度の「安心感」も得られます。
でも実は、必要以上にお金を持つことで、思わぬ落とし穴にはまることもあるんです……。
裕福な家庭で育つと「うつ」になりやすい

アメリカのアリゾナ州立大学の心理学教授が行った研究によると、両親の年収が$160,000(日本円で約2,000万円)を超える家庭の子供は、それより年収が下回る健全な家庭環境の子供と比較して、2倍の割合で鬱や不安を訴えていることが明らかになりました。
その背景には、両親のように成功しなければいけないというプレッシャーと、裕福な生活を思い思いに楽しむ両親からの孤立感があるようです。
お金があり過ぎると孤独感が増す!

Facebook やInstagramには、最新ファッションに身を包んだ有名人たちの、パーティーを楽しんでいる様子がアップされていますよね。
お金があれば仲の良い友人たちと一緒に楽しく過ごす「快楽」の時間を買うことが出来るのは事実。しかし「快楽」は必ずしも「幸福」や「満足」とは結びつかないようです。
イギリスのBBCが行った調査の中でも、ビジネスを成功させて大金を得た男性が「パーティーや贅沢三昧の後、自分がまるで空のドラム缶のように空虚に感じた」と告白しています。
華やかに見える海外セレブが、アルコールやドラッグ依存症に陥ってしまうのも、このような心理的背景があるからかもしれませんね。
つねに満たされない状態に・・・

私たち人間の欲求とは皮肉なもので、お金があればあるほど「もっと!」と貪欲になってしまうもの。
目標の年収額を見事クリア出来たとしても、すぐに「来年はボーナス●●%アップを狙おう!」と思ってしまいがち。お金はどれだけあっても満足出来ないという難しさがあります。
こうした悪循環に陥ってしまうと、永遠に満足することがなくなり、満たされない枯渇感に悩まされることになりそうです。
「突発性金持ち症候群」に陥る危険性も

思いがけず宝くじが当たった、趣味で始めたサイトが当たって大金が突然入ってくるようになった、大金持ちの男性にプロポーズされたなど、一攫千金なシチュエーションには誰でも憧れますよね。
しかし突然度を越えたお金を持ってしまった場合「Sudden Wealth Syndrome(突発性金持ち症候群)」に陥ってしまう可能性があるのだとか。
突発的金持ち症候群には以下のような段階があります。
・ハネムーン期
カップルが甘い時間を過ごすのと同じく、突然自分のところにやって来た大金が愛しくてたまらない時期。高額の買い物や投資を始めてしまいます。
・財力の認識期
初めのテンションが落ち着き、自分がパワフルで無敵になったような錯覚を覚え始める期間。それと同時に、もろさと不安感も抱き始めます。
・アイデンティティ強化期
この段階になると、自分がお金持ちであることを自分自身で認めるようになります。しかし大金が自分という人間を定義するわけではないことも認識しており「自分とは一体どういう人間なのか?」と自己のアイデンティティを自問自答し始めます。
・資金経営期
この段階になってようやく「自分にとってお金とは何か?」の成熟した答えを見つけ、自分のアイデンティティとお金を切り離して考えられるようになります。

不安になったり、疑心暗鬼になったり、自問自答したりと、大金と向き合うのも楽ではないようですね。
生きていくためにお金は必要です。でも、必ずしもたくさんあれば満たされるとは限りません。お金に執着し過ぎないことが、Happyに生きるための秘訣かもしれませんね。
※参考: 『Affluence Intelligence: Earn More, Worry Less, and Live a Happy and Balanced Life(財の知能:稼ぎは多く、悩みは少なく、ハッピーにバランスよく生きる方法)』Stephen Goldbart著(Da Capo Lifelong Books)