アニメ好きなら知っておきたい! ガンダムシリーズの世界観ロジックまとめ

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『機動戦士ガンダム』のシリーズは今でも多くのファンに支持され、今も『ガンダム ビルドファイターズトライ』や『機動戦士ガンダム Gのレコンギスタ』といった新作が製作されています。今回は、このガンダム世界についての「理屈」についてご紹介します。

今に至るガンダム世界の設定は、ファーストと呼ばれる『機動戦士ガンダム』(放送:1979年)までさかのぼります。

まずファーストガンダムは、それまでのアニメになかったほど世界設定がしっかりした物語です。SFクリエイター集団「スタジオぬえ」のメンバーであった松崎健一さんが、総監督である富野由悠季(当時は喜幸)さんから助言を求められ、ガンダム世界を支えるためのさまざまなアイデアを出しました。

●レーダーが利かないんだってば!
モビルスーツが接近戦をする理由として、この世界では「レーダーが役に立たない」という設定があります。レーダーをかく乱する物質として「ミノフスキー粒子」なるものが設定されています。物語の中に「ミノフスキー粒子の濃度が濃くて」「ミノフスキー粒子散布終了」といったせりふがあるのは、そのような設定からです。

もし、このミノフスキー粒子という設定がなければガンダム世界の有視界戦闘は成立しないことになります。ちなみに、ミノフスキーという名称は、富野由悠季(当時は喜幸)監督の名前をもじって「トミノの好きな粒子」→「ミノノスキー」→「ミノフスキー」からきています。

このミノフスキー粒子の「発明」は松崎さんの大きな貢献です。

■ガンダム世界をSF考証した重要本『GUNDAM CENTURY(ガンダムセンチュリー)』

ファーストガンダムがブームになっていた1981年、ガンダム世界にSF考証を試みた本が刊行されました。それが『宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY』です。

この本には前述の『スタジオぬえ』のメンバーが多くの図版、解説を寄稿した最高のガンダムワールド解説本です。現在いわれているガンダム世界の理屈は、ほぼ全てこのムックに原点があるといっても過言ではありません。

●なんで人型をしているの!?
モビルスーツが人型をしているのにも理由が付けられています。宇宙空間で姿勢制御を行うためには燃料噴射が一般的な方法ですが、それでは燃料がすぐに尽きてしまう、と。そこで、デッドウェイトと思われるような手脚を動かして、その反作用で姿勢を向けるようにする、と。これを「AMBAC」と命名しています。

*……AMBACは、Active Mass Balance Auto Controlの略で「能動的質量移動による自動姿勢制」と説明されています。

●なぜ盾なんか持っているのか!?
RX-78と呼ばれる、いわゆるガンダムは前時代的な装備「盾」(シールド)を持っています。ガンダム以外のモビルスーツでも盾を装備しているモビルスーツはありますが、なぜ盾なんか持っているのかについても理屈が付いてます。

有視界戦闘になったおかげで、接近して戦うことが多く、そのため一度損傷を受けると致命的になることが多い。そのため、盾を使って損傷を避けることが非常に有効なことが判明したためとされています。

●ニュータイプ研究はどうやって始ったか?
ガンダム世界では「ニュータイプ」と呼ばれる、直感力に優れた一種の超能力者が登場します。この研究がどうやって始まったかも解説されています。

戦場のデータを解析した結果、レーザーでロックオンされ発射されたビーム兵器をかわしているパイロットがいることが判明。彼らは予測していたとしか思えない。その能力は何によるのかという疑問から「ニュータイプ研究」が始まったとされています。

他にも「ジオン軍の航空機が特殊な形状をしている理由」「スペースコロニーが地球に落ちた際の影響解説」など、さまざまな理屈・解説がありますが、きりがないのでここでとどめましょう。興味があれば『宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY』を入手してください。
ガンダムが今でも人気があるのは、このような豊かなバックグラウンド設定があるからかもしれませんね。

*……みのり書房から刊行された月刊OUT増刊『宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY』は現在絶版ですが、樹想社から2000年に復刻版として刊行されました。

(高橋モータース@dcp)

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