5人に1人が経験!職場での「社内恋愛」きっかけとメリット・デメリット

学生の窓口

「出会いがない」という人は多いのですが、そんな人でも会社に行けばかなり多くの男性と接していたりするものです。まあ、おじいちゃんばかりとか、既婚者ばかりという環境も多いかもしれませんが。そう、男女が集まる職場は職場恋愛も多く発生するもの。社内恋愛っていったいどれくらいの人が経験しているのでしょうか。559人の男女に聞いてみました。

●社内恋愛をしたことがある人は?
559人中、115人が経験済み。割合でいえば20.5%となりました。このうち、結婚した人は31人で、約26%。そりゃあゴロゴロいるわけですね。では、きっかけはどんなことだったのでしょうか?

●社内恋愛のきっかけは?
多かったのが、研修、出張、飲み会。普段とは違う環境に、思わず一歩踏み出しやすいのかもしれません。

「いつもバリバリ仕事できるキャラで近づきにくいオーラを出していたのに、出張の時に男を出された」(医薬品・化粧品/27歳/女性)
なんて、思わずときめいてしまうようなシチュエーションも。

また、男性は仕事を教えているときの相手の素直さ、女性は相手の頼もしさが好感を持つきっかけになっていることが多いようでした。
「とある仕事で万が一何か怒られたら、全部俺のせいにしていいよ、と言われた一言で」(金融・証券/24歳/女性)

「伝票の入力方法がわからなくて営業事務をしている人にマンツーマン(マンツーウーマンかな)で教わっているときに自然とお互いに求め合ったことがあります」(金融・証券/38歳/男性)
な、何を求め合ったのでしょうか……という下世話な話はさておき、マンツーマンをマンツーウーマンと呼び替えるあたり、この方のきめ細やかな気配りが伺えるようです。こうした、ちょっとした物言いに気づきやすいのも社内恋愛のきっかけになりそうですね。

●社内恋愛の良いところは?
せっかくなので、まずは隠すところのないホンネからいってみましょう。

「相手の仕事ぶり、年収がわかる」(情報・IT/33歳/女性)
ちなみにこの方は結婚されました! おめでとうございます。

その他、最も多かったのは「一緒に過ごせる時間が長い」「お互いの行動パターンがわかっているからモメない」といったあたりでした。ただ、「相手の行動が把握できる」とご意見をいただいた方の中には「別れた」という結果になってしまった人も多々。把握できるのが結果的に良いことなのかどうかは、別のお話といえるかもしれません。結婚だけが幸せではありませんけれどもね。

「プライベートでなくとも会えること。違った雰囲気の彼を見れること」(団体・公益法人・官公庁/22歳/女性)
「毎日顔が見れるお互いの仕事に理解がもてる」(医薬品・化粧品/33歳/女性)
「いつも一緒に居られるし、デートもしやすい。人間関係も分かりやすいし、仕事のフォローもしてあげられる」(小売店/38歳/女性)

●人生いろいろ、社内恋愛もいろいろ
「えっあの2人付き合ってたの!?」といった驚きから、関係者全員が気まずくなる話まで、社内恋愛もいろいろ。実際にあったエピソードを教えていただきました。

「社員同士で不適切な関係があっただけなのに、その後の非常勤社員の採用に警戒し始めた」(ホテル・旅行・アミューズメント/41歳/女性)
これは困りますね。言うまでもないことですが、職場は仕事をする場所。大人同士、周囲に迷惑をかけないようにしたいものです。

「私の部署の上司と先輩がうちの近所でいちゃいちゃしながら歩いているのを見た。付き合っていることを知らなかったのでビックリして思わず隠れた」(医療・福祉/31歳/女性)
なぜかこちらが気を遣う社内恋愛。でもまあ、驚きますし隠れますよね(笑)。

「ある女の子が好きだといっていた男が、ずっと違う女性と付き合っていた。全員裏切られた気分になった」(アパレル・繊維/48歳/男性)
これはなんでしょう、ちょっと意味がわかりませんが「全員裏切られた気分に」という職場の微妙な(そしてどうでもいい)緊張感、面白いですね。

「何度も何度もアタックした人がいて、諦めなければ成就するんだなと思った」(機械・精密機器/33歳/男性)
今でいえば山本耕史……!?

●心理学的に、社内恋愛を読み解いてみると……
ちなみに心理学の観点からいえば、社内恋愛は至極当然のこと。まず、「単純接触効果」。これはがアメリカの心理学者・ザイアンスが提唱した理念で、会う回数が多いほど好感度が高まる、ということ。

さらにいえば、仕事をする中では「明日の朝までになんとか間に合わせなくては」的なことがよく起こります。あるいは、何らかのトラブルが起きて、力を合わせて解決するような場面もあるでしょう。「間に合わないかも……」とか「ピンチ!」という状況は、まさにカナダの心理学者・ダットンとアロンが行った実験で検証された「吊り橋効果」。ドキドキを好意と錯覚するもので、こうしたピンチに際して恋愛感情が起こりやすくなります。

また、人は誰しも他人から評価されたいもの。「承認欲求」とよく言われますね。仕事をするなかで「あの書類、よくできていたよ」「先輩、さすがですね!」といった言葉を交わすうちに、恋愛感情が芽生えるというのは非常によくあることです。
ただし、残業を手伝うなど、自分の時間や手間をかけて相手をサポートする際など、その好意を「自分は相手のことが好きだから、わざわざ手間をかけて手伝ったのだ」と解釈する「認知的不協和理論」が働きやすい傾向も。これはアメリカの心理学者・フェスティンガーによって提唱された理論ですが、「この好意ってホンモノ!?」と、思わず不安になってしまう人もいたりして……。自分のココロを誤解しないよう注意が必要かもしれません。

(文/赤木麻里)

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