ネコが繰り出す「ネコ・パンチ」は“選ばれし者の特権”だった? (2/2ページ)

新刊JP

身体も長距離ランナー型になり、鎖骨を必要最小限までなくした前足が前後にしか動かない骨格となったというのだ。
 一方で、森林に棲むネコにとっての狩りの相手はネズミやリス、ヤマネなどの小さいケモノだ。彼らの中には、木の上に巣をつくる種もいる。また、ネコの敵はジャッカルやキツネなどの木登りができないイヌ科動物だったため、敵から身を隠すのにも木の上は最適だった。
 こうした理由から、木登りができる体である前足と胸をつなげて肩を支える役割をもつ鎖骨が残っていた種が生き残り、現在に至るというわけだ。ネコの繰り出すネコ・パンチは、森林の中で狩りをする“選ばれし者の特権”だったのだ。

 ネコの性格や行動、ネコ・パンチといったしぐさの秘密を科学的に解き明かしていく本書。気まぐれともいわれるネコの気持ちがわかるようになるかもしれない。
(新刊JP編集部)

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