あっさり解決!? ドラえもん、アンパンマンに学ぶ「好き嫌い」をなくす秘策
何でもモリモリ食べる子がいる一方、好き嫌いが多い子っていますよね。でも「好き嫌いしないで何でも食べなさい!」と食事中叱る行為こそ、実は好き嫌いを作ってしまう最大の原因なのです。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が偏食の直し方についてお話ししたいと思います。
■人のものを欲しくなる心理
他人のものが良く見えてしまい、欲しくなるというケースを誰しも感じたことがあるかと思います。それは子ども、大人関係ありません。
子どもの場合、例えば公園の砂場にポツンとバケツが一つ転がっていて、誰も見向きもしませんでした。けれども、ある子どもが駆け寄って遊び始めると、何人かの子どもが集まってきて「貸して」「嫌だ」の取り合いに……
大人になってからでもありますよね。例えば、あるラーメン店の外に3人の列が出来ていたのを見た人が「並んで食べたくなるくらいきっと美味しいんだわ」と思いその列に続いていき、あれよあれよという間に行列が出来てしまうということもあるでしょう。
つまり、子どもや大人は関係なく、人は誰かが楽しそうに使っていたり、食べていたりするとつい欲しくなるものなのです。
■キャラクターが食べてるだけで欲しくなる
ケース1:ほうれん草
ひと昔前、『ポパイ』という漫画が世界的に大ヒット。物語はほうれん草を食べると超人的パワーを出す小男のポパイと恋人の“オリーブ”、そして恋敵である天敵の大男“ブルート”の3人の登場人物によるコメディー。その後、あるメーカーがほうれん草の缶詰のキャラクターにポパイを起用したところ爆発的に売れたのと同時にほうれん草嫌いの子どもが激減したそうです。
ケース2:あんパン
優しい心を持っている『アンパンマン』は、貧しい人、困った人がいたら自らの顔のアンパンをちぎって差し出します。これであんパンを食べたがる子どもが増えたそうです(同時にメロンパンやジャムパン、カレーパンなども売れるようになったとか……)。
ケース3:どら焼き
未来の猫型ロボットの『ドラえもん』。みんなのリクエストに答えたご褒美に大好物のどら焼きをもらって大満足します。
アンパンマンやドラエモンの登場でケーキ、クッキー系の洋風のお菓子好きの子も餡子入りの“どら焼き”を食べられるようになったとも聞いたことがあります。
■子どもの好き嫌いを減らす方法
もう、ここまでくればお分かりでしょうか?
子どもの好き嫌いをなくす最善の方法は「美味しそうだな。僕も食べたいなあ」と思わせることです。野菜嫌いの子であれば「食べなさい!」と追い詰めるのではなく、ポパイがほうれん草を食べるように「ああ、美味しい、なんて美味しいんでしょう」と周囲が目の前で食べ続けることです。
そのうちに「なんだか美味しそうに食べているな。ちょっと僕も食べてみようかな」と子どもが思うようになるでしょう。その証拠に、兄弟姉妹がいる下の子は、上の子ほど苦労することなく何でも食べるようになることはよくあります。
例え兄弟姉妹がいなくても、家では「あれ食べない、これ食べない」と我儘を言っている子も案外、幼稚園や保育園の給食中は周りの子どもが食べている様子を見て、つられて食べているものですよ。
いかがでしたか。
偏食をなくす秘訣は無理強いをするのではなく、“本人が食べたくなる”ように導くことです。何でも美味しそうに食べる良いお手本にママ自身がなってあげてくださいね。