子どもの「就学時健診」に向けて幼児期から知っておきたい、親の心構えって?

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子どもの「就学時健診」に向けて幼児期から知っておきたい、親の心構えって?

ついこの間幼稚園に入園をしたと思っていたわが子も、あと数年で小学校入学。教育熱心なママは既に小学校入学へ向けた準備をしている、という方もいるでしょう。

小学校入学を来年に控えた家庭には、毎年就学前年度の11月30日までに就学時健診の通知が届きます。

この就学時健診、他の子どもとは少し違った個性の強い、あるいは“違和感のあるグレーゾーン”の子どもをもつ母親にとって、最後の審判を受けるような心境になるという人もいます。

そこで今日は、自身も自閉症の息子をもつ『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』著者の立石美津子が、今から知っておきたい“子どもが小学校入学時に就学時健診を受ける際の親の心構え”についてお話しします。

■就学時健診とは

就学時健診とは身体の発達や知的発達の度合いが検査され、健常児であれば普通学級に、心身に障害があり特別な支援が必要な子どもの場合は特別支援学級あるいは特別支援学校に行くようアドバイスされます。

知的に障害がない場合でも、発達障害の疑いがある場合は普通学級に在籍しながら個別的な特別支援教育を受けることの出来る通級制度を利用するように告げられます。

■小学校にあるクラスの種類

普通学級・・・通常の健常児のクラス

通級・・・普通学級に籍を置きながら特別なクラスに何日か通う形式。全ての学校に併設されていないのでこの制度がある学校へ週何日か通う

特別支援学級・・・通常学校の中に併設

特別支援学校 ・・・盲・聾・知的障害児のための独立した学校

子どもが生まれて6年間。普通の子ども、あるいはちょっと個性が強いだけと思っていたのに、この日突然「発達の偏りがあります。特別支援学級に入学することをお薦めします」と言われ、すんなりとは受け入れられる親は少ないと思います。受け入れないどころか中には「うちの子どもを馬鹿者扱いにした!」と行政側を訴える人もいます。

実は、現在のスタンスはあくまでも保護者の意向優先となっており、逆の言い方をすれば、学校側から薦められた通りの学校に入学しなくてもよいことになっています。ですが、子どもの人生に関わる重大な学校選択を親に委ねるスタンスが、間違った判断をしてしまう“隙間”を作っている原因の一つでもあります。

■親が学校選択を誤ってしまった場合

小学校6年間はとても大切な期間。日中、一番長く時間を過ごす学校が楽しい場所であることが大切です。ですが、授業内容がチンプンカンプンで特別な配慮がされず、叱られてばかりいる、あるいは関心を持たれず放っておかれたらどうなるでしょう?

まず、成功体験、達成感を味わうことが出来ません。そして、子ども同士も幼児期のように“みんな仲良く”とはならず、仲間でつるんだり、異質なものを排除したりイジメも起こります。

こんな環境で学習意欲は湧きません。それどころか、学校が楽しくなくなり 不登校になってしまう子もでてきます。そして、思春期以降に不登校、鬱、引きこもり、リストカット(自傷)、他害などの二次障害として表れるケースも。

この時になって悔やんでも過ぎ去った時間は巻き戻しできません。

いかがでしたか。

知的に明らかに遅れがある場合、特別支援学校や特別支援学級が準備されています。けれども発達障がい児のようなグレーゾーンの子どものだけを集めたクラスはありません。

こういった子どもには通級を利用したり、障害をカミングアウトして個別に配慮してくれるように学校側に伝えることが大切です。

子どもの将来を考えるなら、まずは親のプライドを捨て、しっかり子どもの現実を受け止めて、幼稚園・保育園の先生にも詳しい申し送りを小学校側にお願いし、普通学級に籍を置いても配慮・支援をしてもらえるように準備をしておきましょう。

人生は日々の積み重ねです。幸福感のない環境にいることが将来に及ぼすダメージは大きいということを忘れないでくださいね。

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