『キリン スーパーファイア スピードブレイク』カカオ風味のフレーバーコーヒーだということをわかって飲むべき

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『キリン スーパーファイア スピードブレイク』カカオ風味のフレーバーコーヒーだということをわかって飲むべき

“一瞬でリフレッシュできるコーヒー”というコンセプトでキリンから登場した『キリン スーパーファイア スピードブレイク』(185g・希望小売価格 税抜115円・2015年10月6日発売)。瞬間的に目が冴える演出がCMなどで流れているが、その根拠はカフェインではないようだ。その味わいは、通常のコーヒーというよりもカカオのフレイバーコーヒーに近い。


そもそもカフェインの効力は飲んでから30分経たないと出てこないもの。なので、缶コーヒーで瞬間リフレッシュというのは、カフェインの覚醒効果を期待すると無理がある。むしろ砂糖などの糖分を摂取することによって血糖値が上がりシャキッとするというところだろう。
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この『キリン スーパーファイア スピードブレイク』もまた、成分の筆頭には牛乳があり、その次にコーヒー、砂糖が3番手につけていることから糖分によるリフレッシュ効果は期待できる。通常の缶コーヒーとの違いは、はっきり銘打っていないがカカオのフレーバー付きコーヒーであるということ。純粋なコーヒーを期待して飲むと「おや?」ということになるかもしれない。カフェイン量は一本につき約125mgなので、キリンのメイン缶コーヒー「キリン ファイア 挽きたて微糖」(約136mg)に比べても少ないくらいだ。
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パッケージには、赤地ではあるが小さく「カカオの苦味」と書いてあるだけで、正直気づきにくい。純粋缶コーヒーと勘違いして飲むと騙された気がする人もいそうだ。
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ただ、前もって分かっていれば、実に美味しいカカオのフレーバーコーヒー。ミルク感満点の口当たりとコクがあり、コーヒーの味わいとともに味わうカカオの香ばしい苦味は純粋に美味。甘さの面でも、しつこくならないギリギリをうまく保っている。
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もちろんカカオも生で摂取すると集中力や記憶力を高める効果があるので、まんざら全く関連がないわけでもないが、香りにそこまでの効力があるかどうかは、まあ、別の話。
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コーヒーに純粋さを求める人には怒られるかもしれないが、普段からスターバックスコーヒーなどでフレーバーコーヒーを親しんでいる人なら抵抗なく楽しめるだろう。ただ、これによってリフレッシュできるかどうかはプラシーボ効果の範疇かもしれない。

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