実はでんぷんだった! 風船の周りについている白い粉の正体は?

縁日やアミューズメントパークで見かける「ゴム風船」。野球の阪神戦でも黄色のゴム風船が舞い上がる風景が名物になっていますが、この「ゴム風船」に関する豆知識ってご存じでしょうか? 知っているようで、意外と知らない「ゴム風船」のことを今回はご紹介します。
■さまざまなゴム風船
「ゴム風船」というと、多くの人がまず思い浮かべるものは、あのヘリウムガスが入ったひも付きのものでしょう。もしくは、縁日で見かける水玉や縞の柄の入ったヨーヨー、イベントでピエロが即興で作るアニマルバルーン……色々ありますね。私たちの生活の中に昔からある「ゴム風船」に隠されたちょっとした秘密をお教えしましょう。
■風船の歴史
まず、ゴム風船というものの歴史をご紹介します。「風船」というもの自体の歴史は意外にも古く、16世紀のヨーロッパでは、まだゴムが普及しておらず、「動物の膀胱」を風船として用いていました。風船は、子供のおもちゃとして、ボールになっていたそうです。また、金箔(きんぱく)を加工する際や、化学実験に使うガスの運搬にも、この膀胱で作られた風船が用いられていたのだとか……。日本では沖縄、かつての琉球(りゅうきゅう)王国で、豚の膀胱で作られた風船があったという記録が確認されているそうです。
■ゴム風船が出てきたのは?
ゴム風船が世界的に普及し始めたのは、1980年前後のことです。1977年にアメリカのメーカーがパーティーグッズとして販売を始め、その後、日本の企業も販売を開始し、今日のように、多くの人に知られる存在となりました。
■ゴム風船に付いているあの白い粉は一体!?
あのゴム風船を自分で息を吹きこんでふくらませたことのある人であれば、記憶にあると思いますが、ゴム風船の多くには、「白い粉」が付いています。あれの正体、ご存じでしょうか? ホコリ? ゴムのカス? お教えしましょう。
■正体はなんと……
あの白い粉の正体は、ずばり、ゴム風船を製造する際に、型からするりと外すために付けられた「タルク粉」「雲母粉」「デンプン」のいずれかです。ゴム風船は、ラテックス駅を丸い型に入れて、表面に付着した薄い液を乾燥させて作ります。乾燥後にそれらの粉を表裏に付けて空気圧を掛けると、きれいに型から取れるのだとか。
あの不思議な白い粉は、きちんと意味があってついているものなのですね。ゴム風船に関する長年の疑問が解けた!という人はいたでしょうか?
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません