知ってた?赤ちゃん時代には「10回の超ぐずり期」がある!
筆者が住んでいるオランダは、ユニセフが行なっている『先進国における子どもの幸福度』に関する調査で1位になるなど、親として、また育児コンサルタントとして、探ってみたい子育てのヒントがたくさんある国です。
そこで今日は、子どものココロ専門の育児相談室『ポジカフェ』を主宰する筆者が、オランダのプローイュ博士らが見出した赤ちゃん共通のぐずり期とママの育児の心得についてご紹介します。
■「メンタルリープ」は生後20ヵ月までに10回やってくる
『The Wonder Weeks』というミリオンセラーの育児書の著者でもあるオランダのプローイュ博士は、生後 20ヵ月までの間に赤ちゃんに“メンタルリープ”と呼ばれる現象が10回起こるということを見出しました。
このメンタルリープとは、子どもの知能の成長期のことで、赤ちゃんの脳が急激に成長し、次の発達段階へ移行する現象を指します。その成長は、赤ちゃんにとって自分の内部の感覚がガラッと変わってしまったように思えるため、その急激な変化にとまどい泣くことが増えるというもの。
これは、パパママから見ると、ただただ泣く我が子に、何をやってもお手上げの”超ぐずり期”に見えるのが特徴です。
たくさん泣くようになる以外にも、以下のような変化が見られるそうです。
(1)眠れなくなる
(2)食欲が落ちる
(3)イライラしがちになる
(4)ママから離れられなくなる
(5)あやしても機嫌が直らない
■メンタルリープは何週目に起こる?
ではその10回のメンタルリープはいつやってくるのでしょう? それは、生後5週、8週、12週、19週、26週、37週、46週、55週、64週、75週。いずれも誕生日からの週数ではなく、出産予定日から数えた週齢です。
もし今、お子さんがぐずってしまって手に負えないとお困りでしたら、ぜひ、週数を数えてみてください。1週間ほどのずれはあるようですが、そこに当てはまるようでしたら、今、まさに脳が急成長中というわけです。
10回のステップにはそれぞれ“○○のリープ”と名前がつけられています。たとえば、生後5週の子は“五感のリープ”、26週の子は“関係のリープ”、64週の子は“原則のリープ”など。そのときに達成するタスクがそのままネーミングになっており、クリアするごとに、赤ちゃんはより高いレベルのことができるようになっていくのだそうです。
■「ぐずりの理由」が分かると、ママの育児ストレスも減らせる
プローイュ博士のメンタルリープの素晴らしいところは、我が子のぐずぐず状態にきちんとした理由をくれているところだと思います。
まだ言葉でのコミュニケーションが取れない1歳代までは、ギャンギャン泣かれてしまうと、ママは途方に暮れてしまいますよね。こういった時に、メンタルリープを知っておくと、泣くのはだれのせいでもない、脳の成長によるものだということがママにも理解できます。
そして、あの手この手であやしても、泣き止んでくれないとき、このメンタルリープのことを思い出すだけで、納得が行きやすくなります。しかも、それが脳の成長期のサインと分かれば、気持ちを前向きに向けられるはず。
いかがでしたか?
今はぐずり期でなくても、あらかじめお子さんの週齢をチェックしておけば、その時に心構えを持って受け止めることができると思います。赤ちゃんの泣きの理由を知って、ママのストレスを減らせるメンタルリープ、ぜひ育児に活用してみてはいかがでしょうか?