【アニメ漫画キャラの魅力】本名は山田二郎!?熱いハートを持つ男「ダイゴウジ・ガイ」の魅力とは?『機動戦艦ナデシコ』 (2/2ページ)
■悔やんでも悔やみきれない退場
以降、ネタバレとなります。ガイの更なる活躍を期待した矢先、第3話終盤にてナデシコからの脱走を図る「ムネタケ」に銃撃され、第4話冒頭で手術の甲斐なく死亡してしまいます・・・。
あまりにもあっけないガイの死。出会って間もなかった事、これからの航海にナデシコクルー全員に不安があったこともありますが、アキトを除き、ガイの死に対し冷めた態度のナデシコの面々。全26話の作品において、早々に物語から退場したガイですが、強烈なキャラクターのあまり、その早すぎる死が我々視聴者に与えた影響は相当大きなものがありました。
アキトにとって、ガイの死は「ゲキ・ガンガー3」のような勧善懲悪。ご都合主義の展開など現実にはあるはずがないと改めて思い知らされるものの、ガイの憧れた正義はアキトにも感じるものがあるようで、度々アキトの回想にガイが登場します。やはり、ガイの存在は想像以上に大きく、物語が進むに連れて何よりもガイが誰よりも愛した「ゲキ・ガンガー3」が重要な鍵となっていく事からも、話を重ねる度に「ガイが生きていれば・・・」とその死を悼み、涙しながら思う方も多かったのではないでしょうか。
戦争を題材とする作品において、味方や敵の「死」は必ず描かれるものであり、仲間のために一人で奮戦し、重層なBGMをお供に非常に格好良く散る人物の多い中、ガイの死に様はあまりにもあんまりな描写ではありますが、対立により脱走を図る者に撃たれるという展開は決して不自然ではないため、そのあっけない死に様が逆にリアルであり、ロボットアニメで散った人物達の中でも異彩を放っています。
■ガイの見所=出番全て
個性的な人物が集うナデシコクルーの中にあり、埋没しない濃い個性を持ち、わずかな出番でありながらも、笑いと「ゲキ・ガンガー3」のアニメ全話を遺して退場した「ダイゴウジ・ガイ」。ガイの退場の後に「スバル・リョーコ」「アマノ・ヒカル」「マキ・イズミ」などの魅力的な人物達が続々と登場。物語を盛り上げていくとともに、ナデシコを含め、地球人と戦っている者達の正体など、驚きと感動の連続で最終話まで一気に突っ走る『機動戦艦ナデシコ』。続編である劇場版「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」も制作され、どんどん過去の存在となっていくガイではありますが、その存在は唯一無二であり、主人公アキトに与えた影響を含め、同作を語る上では決して外せない人物でもあります。
『機動戦艦ナデシコ』を初めて観る方は、ガイの暑苦しさに辟易してしまうかもしれませんが、是非最後まで優しくガイを見守ってあげてください。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:傭兵(キャラペディア公式ライター【バンタンゲームアカデミー ゲームライター専攻】)