「42年間昼」「ヘッドスピンする金星」太陽系は変な惑星がいっぱいってほんと? (2/2ページ)
かなりメンドウくさい星ですが、最初から逆向きに自転していたのではなく、なにかが激突し上下が逆転した説が有力で、そのため地軸が177度傾いている、と表現されています。
■1日は17時間なのに、42年間も「昼」が続く?
高速で自転しているのに、とてつもなく長い1日の星もあります。太陽系7番目の惑星「天王星」では、昼と夜が42年ごとに訪れるのです。
天王星の自転周期は約17時間と、地球の時間では0.7日で「1日」が経ちます。ところが、地軸は約98度と大きく傾き、公転面とほぼ水平になっているため、ダダをこねて寝転げ回るちびっ子のように自転している状態。そのため天王星には、半日経っても「昼」にならないエリアが存在するのです。
地球にたとえると、
・赤道付近 … 昼夜があるのは春と秋だけ
・軸付近 … 夏は日が沈まず、冬はのぼらない
と、昼か夜かは公転次第、しかも公転周期は約84年と長いため、場所によっては42年間の日照りか暗闇を味わうことになってしまうのです。
1日は17時間なのに昼と夜が42年間では、生活リズムを維持するのもタイヘンそうですね…来年の「昼」を味わえるのは84年後ですから、天王星での生活を楽しむなら「長生き」が最重要課題になりそうです。
■まとめ
・太陽系の惑星は、北極側からみると反時計回りに公転している
・自転も反時計回りなのは、公転の影響
・金星はひとりだけ自転が逆向き。なにかにぶつかって上下さかさまになったらしい
・天王星は地軸がほぼ水平なため、軸近辺では42年ごとに昼/夜が訪れる
(関口 寿/ガリレオワークス)