離婚の危機にまで発展!? 「子供の教育方針の違い」から起こる夫婦喧嘩の収め方
夫婦が揉める要因の1つに、子供の“教育方針の違い”があります。夫婦ともに、「子供の将来が豊かになるように」と、考えていることは同じであるはずなのに、中には離婚問題にまで話が進んでしまう夫婦もいるのです。
そこで今回は、6,000件以上の夫婦問題を解決に導いてきた筆者が、“夫婦喧嘩になりやすい教育方針の違いと喧嘩の収め方”について、実例を交えてお伝えします。
■私と夫の教育方針が食い違って毎日ケンカが耐えません
パート勤務の真里さん(仮名)36歳からのご相談です。
「小学校2年生の息子の教育方針を巡って、夫と意見が食い違っていて毎日ケンカが耐えません。私は、息子が小学生のうちは、宿題や普段の勉強の教え方として、息子が“分からない”と言えば、先に答えを教えて、その後に問題の解き方を教えたり考えさせたりしたいのですが、夫は私のやり方に反対しています。夫は、“何でも直ぐに教えるな”と言います。子供に対しても、“まずは自分で考えろ”と厳しく言い続けるのです。」
このような、日常的な学習方法の進め方の違いによる夫婦のズレは多く見受けられます。ひとつ言えることは、夫婦どちらの考え方も“間違ってはいない”ということです。
ご主人が言う、何でも直ぐに教えてしまうよりも、“自分で考えて答えを導き出す”ことの出来る人になって欲しいという考えも理解できます。
しかし、ここで考えていただきたいのは、お子さんがまだ小学校2年生だということです。“自分で考えて”ということは、過去にそれなりの経験があってこそ成り立つことなのです。
■年齢や成長に合った学習法を
小学校低学年のお子さんでは、“自分で考える力”に限界があると思われます。したがって、この時期は、正しい答えや問題の解き方、考え方を、教えてあげながら進めていく教育の方が、お子さんにとってもスムーズに覚えやすいということがあります。
夫が考える教育方針は、子供の応用力が付く小学校高学年になった頃に取り入れていくことで、より子供の学習能力が高まる可能性があります。
このようなケースの場合、夫婦のどちらかが悪いということを決めつけたり、どちらか一方のやり方だけを進めたりするのではなくて、子供の年齢や成長に合わせて“タイミング”を考えて取り入れていくということを夫婦で話し合うことをお勧めします。
■夫婦の意見が食い違いやすい“生活態度の教育方針”
(1)食事(好き嫌い)
残さず何でも食べなさいという妻、食べたくない物は無理に食べなくてもいいという夫
(2)寝る時間と遊ぶ時間
寝早起きを徹底させる妻、自由にさせたらいいという夫
(3)子供の将来
親がレールを敷いてあげるべきだという妻、自分で道を切り開くべきだという夫
子どもの“教育”において、何が正解で、何が不正解だということは誰にも分からないことです。
子供が、とんでもない方向に反れてしまわないように軌道修正してあげることが親の役目であると考えますが、それには先ず親同士の意見をすり合わせることをしなければ、子供は混乱してしまうでしょう。
■教育方針の違いで起こる夫婦喧嘩の収め方
夫婦お互いの教育方針が異なっても、子供を思う気持ちは一緒のはずです。まずは、お互いの「こうあるべき」という“思い込み”を捨てましょう。
そして、“子供本人の意思”を確認することが何よりも大事です。学習塾に行きたいのか? その他の習い事をしたいのか? どうしたいのか? 子供の気持ちを確認しながら、将来性を引き出して導いてあげてください。
いかがでしたか。
子供の教育方針を巡り、“敵同士”になってしまう夫婦も少なくありません。しかし、そうなってしまうと一番可哀想なのは“子供”なのです。揉めるのではなく、こんな時こそ夫婦でタッグを組んで子供を応援すべきなのではないでしょうか。