スベっても痛くても笑いに変える お笑い芸人たちのものすごい覚悟 (2/2ページ)
「お笑い芸人を通して学んだことをもう一つ言うと、これは僕の生きざまでもあるのですが、『痛い目は美味しい目』です。失敗は笑いの種です。それをどこかで話すことによって笑いが取れる。痛い目にあって損をしたじゃなくて、どこかで元が取れるんです。」(新刊JPニュース“「失敗は笑いの種」パックンがお笑い芸人として学んだこととは?”より)
そういえば、こんな話もある。
アメリカで人気のあるコメディアン、クリス・ロックは、世界ツアーに出る前に小さなコメディー・クラブに何度も出演するという。しかし、そこには普段の“爆笑を生み続けるコメディアン”はいない。そこで彼が繰り出すジョークのほとんどはスベる。しかし、その中で爆笑を誘うギャグもある。こうして彼が自分のアイデアが観衆にウケているかどうか観察しているのだ。大きな成功の裏にはたくさんの失敗があったのである。これは『小さく賭けろ!』(ピーター・シムズ/著、滑川海彦、高橋信夫/訳、日経BP社/刊)で紹介されているエピソードだ。
芸人のトーク術をいくら身につけようとも実践しなければ意味がないのは確かで、実践をしたら、スベる可能性だってある。それすらも、次の笑いの種にするという姿勢が大事なのだろうな。
技術だけでどうにかなるのであれば苦労はしない。スキルは実践して失敗してこそ磨かれるのだ。
(割井洋太/新刊JP編集部)