太陽を見るとくしゃみが出るのはなぜ?約4人に1人に症状がでる「光くしゃみ反射」とは?

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 太陽の光を見るとくしゃみがでる人がいる。これは、明るいものを見ると鼻がムズムズ刺激されてしまう「光くしゃみ反射」によるもので約4人に1人の割合でこの症状がでるという。

 「光くしゃみ反射」は遺伝的なもので、光に起因するてんかん発作とも関係があるそうだ。

光を見てくしゃみがでるのは特定遺伝子によるもの

 「光くしゃみ反射」の正式名称はものすごく長い。「染色体上にある優性遺伝子が引き起こす突発性太陽視覚症候群(Autosomal dominant Compelling Helio-Ophthalmic Outburst syndrome)」といい、あまり長いのでその頭文字をとって「ACHOO(ハクション!)」と呼ばれている。

 「光くしゃみ反射」は、3世紀のアリストテレスの本にまで遡れる古くから知られる症状であるが、2010年に遺伝学者が1万人の遺伝子型を解析することで、この症状に関連する2つの「一塩基多型」を特定した。

 一塩基多型とは、ある生物集団におけるゲノム塩基配列中の一塩基の多様性のことである。発見された2つのうちの一方は、特に光誘引性のてんかん発作と関連がある遺伝子の側で見られることから、両者の関連性が伺える。

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 同年、スイスのチューリッヒ大学によって、光くしゃみ反応のある人の脳の活動が調査され、それを持たない人との比較が行われた。この実験では、両グループに点滅するライトを見てもらいながら、その脳波を計測した。

 その結果、明るい光に照らされた時、光くしゃみ反応のある人は興奮性が強化され、視覚野の特に楔状葉の部分が活性化した。また、ムズムズ感を強く感じた人ほど、島と二次体性感覚野が活性化していた。

 このことから、光くしゃみ刺激は、視覚野の視覚刺激に対する高い感受性とそれに伴う体性感覚野の活性化が原因である可能性があると結論付けられている。

 したがって、脳幹や脊髄レベルのみで起きる従来型の反射とは異なり、特定の皮質領域まで関与する、多くの学説が予測していなかった症状であると言える。

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他にも珍しいくしゃみの原因が

 実は光以外にも、埃や花粉、風邪などでもない、珍しいくしゃみの原因がある。「味覚性鼻炎」がそれで、食事、とりわけ香辛料たっぷりの食事を食べた後や、満腹感を感じた時にくしゃみが出る症状だ。後者は、光くしゃみ反射と同じく遺伝による症状だと考えられている。

 さらに2008年には、イギリス、オックスフォードにあるジョン・ラドクリフ病院で性交によってくしゃみが出る症状が確認された。これは脳と自律神経系が原因であると考えられている。自律神経系は副交感神経と交感神経からなる。交感神経は性的な興奮とも関係しているものだ。

 自律神経は心拍や瞳孔に入る光量を調節しているが、その信号が混同された時、性交について考えることでくしゃみが起きる。また、性交によって鼻が充血する「ハネムーン鼻炎」という症状もある。


via:dailymail.・translated hiroching / edited by parumo




 コメント欄を見ると、日本人は何やら太陽を見てくしゃみをする割合が多いようだ。そこでアンケートを取ってみることにするよ。

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