イソップ寓話に学ぶ!親が理解しておきたい「子どもが嘘をつく理由」

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イソップ寓話に学ぶ!親が理解しておきたい「子どもが嘘をつく理由」

有名なイソップ寓話の中で、“嘘をつく子ども(=狼少年)”のお話しがあります。実はこの物語には「嘘をついてなならない」という子ども達への教訓だけでなく、ママたちへのメッセージも隠されているのです。

そこで、今日は『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、嘘をつく子どもの深層心理についてお話しいたします。

■「嘘をつく子ども」のあらすじと子ども達への教訓

(あらすじ)

“羊飼いの少年が、退屈しのぎに「狼が出た」と嘘をついて騒ぎを起こします。大人たちは慌てふためき、狼を倒す武器を持って出てきますが徒労に終わります。少年が繰り返し同じ嘘をついたので、本当に狼が現れた時には大人たちは信用せず、誰も助けに来ませんでした。そして羊も少年も狼に食べられてしまいました。”

(教訓)

人は嘘をつき続けると、“本当のことを言っても信じてもらえなくなる”ということです。逆に、常日頃から正直に生活することで、必要な時に他人から信頼と助けを得られるでしょう。

■嘘をつく行動にも理由がある

『嘘をつく子ども』では、絵の上ではまだ10代前半にしか見えない少年が、“羊飼い”の仕事に就いています。

ここからは筆者の想像になりますが、この時代は子どもも働き手となるのは当たり前だったのかもしれませんし、この子の両親は早くに亡くなり孤児だったのかもしれません。そんな中、厳しい労働を強いられていることに寂しさを感じていたのかもしれません。

では、“何故”少年は嘘をついたのでしょう?

村人が騒ぐのを見て「面白いから」という単純な理由だけではなく、「かまってもらえなくて寂しい。皆の気を引きたい」という気持ちが少なからずあったのではないでしょうか。

■子どもが嘘をついてしまう理由

子どもの嘘にはざまざまな理由があります。

・構ってほしくて嘘をつく

『嘘をつく子ども』と同様に、指をケガしている訳ではないのに「指から血が出ている」と言ったり、お腹が痛いわけでもないのに「お腹が痛い」と言うことがあります。

病気やケガをしてしまった時に、親が優しく接してくれたことが忘れられず、こんな嘘をついてしまうのです。この時は「ちょっと愛情不足になっているのかも……」と普段のママの態度を反省してみましょう。

・妄想が膨らんでしまって嘘をつく

“嘘と現実”が子どもはわからなくなり希望的観測や、妄想が膨らみ、急に「ディズニーランドに行ったんだ」と過去に行ったことを、さもつい最近行ったよう口ぶりで話だしたりします。その時は周りの大人は「嘘をつくんじゃない!」と叱らないで「そうなの」と交わす程度でよいでしょう。そして、それだけ楽しかったのですから又、いつか連れて行ってあげましょう。

・叱られるのが怖くて嘘をつく

お店のお菓子を欲しくて持ってきてしまった子どもは、大人に正直に話したら酷く叱られます。だから悪いことをしたと認識していても「お店の人がくれたんだ」と嘘を言うことがあります。そんなときは「ママは怒らないから本当のことを言いなさい」と諭しましょう。

そして、お菓子を盗んできたことを話したら「勇気を出して話してくれたね。偉いね。でも、お金を払わないで持ってくること、更に嘘をつくことはとても悪いことなんだよ」言いましょう。

いかがでしたか。

イソップ寓話の『嘘をつく子ども(=狼少年)』は「例えどんな状況でも嘘はついてはいけない」という教訓を子ども達に伝えてくれる絵本です。でも、同時に私たち親に“嘘をついて関心を引きたい子どもの気持ち”を教えてくれる絵本かもしれませんね。

【画像】

※ Brian A Jackson / Shutterstock

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