SF作家フィリップ・K・ディックが影響を与えたプログレの巨人たち (3/4ページ)
1970年にデビューしたマグマ同様、その年は1966年にイタリアで結成された作曲家のアルヴィン・カランとリチャード・タイテルバウム、それにフレデリック・ジェフスキーがメンバーを務める、電子機器を使用した実験音楽をライヴで自由即興演奏するバンド、ムジカ・エレットロニカ・ヴィヴァも飛び立つ準備をしている時期でした。
ケルンで1967年に録音されたアルバム『スペースクラフト』は、エレクトロとアコースティックの押し広げられた高エネルギーによる猛烈な衝突が銀河系を走る音の大型船となり、聴く者に襲いかかるトンでもない生演奏の儀式でした。
ということで、非常に実験的な音楽(と言うか轟音)を奏でるMEVの『スペースクラフト』を聴いてみてください。
プログレ好きの方には常識だったかもしれませんが、いかがでしたか?
なんとなくですが、フィリップ・K・ディックの紡いだ世界が、音楽シーンに強いインスピレーションを与えていることがご理解いただけたかと思います。
他にも音楽のジャンルは違いますが、「史上最もヘヴィ・メタル魂を感じるSFストーリー7選」や「H・P・ラヴクラフトの影響が強いヘヴィメタル・アルバム8選+α」といった、空想科学と音楽の深く濃い関係について書かれた記事もありますので、そちらもどうぞ。