【法律】信号の故障で事故が起きたら誰の責任になるの?

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交通安全に欠かせない「信号機」。もし信号が故障して事故になっても「自分のせい」なのはご存じでしょうか?

信号無視すれば違反になるし、故障すれば交通整理がおこなわれるのが一般的ですが、なかには「もともと」信号がない交差点もあるので、停電で事故が起きてもドライバーの責任、だれかのせいにはなりません。自分の道に停止線があれば「非優先道路」、どの道にもなければ「左側」が優先などのルールがあるので、いざというときに向けて覚えておくと良いでしょう。

■青信号でも事故は「自分のせい」

信号無視は「違反」なのは今さら説明する必要はないでしょう。クルマやバイクの場合、赤信号を無視すると違反点数2点に加え反則金9,000円、悪質な場合は懲役3ヶ月、罰金5万円が科せられることもあります。歩行者の違反は2万円以下の罰金と定められているので、決して無関係ではありません。

もし信号機の故障で事故が起きたらどうなるのでしょうか? 無視すれば取り締まりの対象になるのだから警察の責任!と思いたくなるのが人情ですが、これらは非常にまれなケース。ほとんどは運転していたひとの責任になるのです。

赤信号は「止まれ」の意味なのに対し、青信号の「進め」はマチガエで、正確には「進んでも良い」の意味。もし危険を感じたら止まっても構いませんし、発進しなくても違反にはなりません。それと同時に、青信号といっても自分に責任がないわけではなく、事故を起こせば不注意とみなされ、賠償責任が発生することもあります。これは過失割合(かしつわりあい)などと呼ばれ、信号に従ったクルマにも何割かの落ち度があると見なされる場合が多く、治療費や修理費用も割合に応じて負担するケースが少なくありませんのでご注意を。

信号が故障した場合、一般的には交通整理がおこなわれますが、大規模な停電が起きれば「そのまま」になることもあります。この場合は「もともと」信号がないのと同じ扱いとなり、事故を起こせばドライバーの責任。故障していたからと主張しても、正当な言い分として採用されません。ただし、長期にわたって故障したまま放置されていた、なんて場合は行政に落ち度があったと認められるでしょうが、きわめてまれなケースなので、自分で注意するしか道はないのです。

■原則は「左が優先」

信号のない交差点では、どのように進めば良いのでしょうか? 免許をとったばかりのひとなら覚えているでしょうが、長年運転しているひとは忘れがちな話題。まずは自分が走っている道が「優先」かどうかを確認する必要があります。

ほとんどの交差点では道路の優先順位があり、自分が止まるべき「非」優先の目印は、

 ・「止まれ」や「徐行」の標識がある

 ・停止線がある

 ・交差する道路よりも狭い

で、交差する道路の「中央線」がつながったまま交差点を横切っている場所も、相手が優先であることを意味します。もし道幅も同じ、停止線もなく中央線もない場合は「左」からくるクルマが優先というルールも存在します。

LED信号では複数のLEDが同時に点灯する仕組みなので、電球のように完全に消えてしまうことはありません。とはいえ停電したり、なにかがぶつかって壊れてしまえばそれまでですし、点灯していないから通過してOKの意味でもありません。いざというときに慌てないよう、交通ルールを覚えておくと良いでしょう。

■まとめ

 ・赤信号は「止まれ」だが、青信号は「進め」の意味ではない

 ・青信号で直進中に事故が起きても、ドライバーには責任が発生する

 ・信号機が故障したら、「信号のない交差点」扱いになる

 ・道幅も同じで優先順位がない場合は、左からくるクルマが優先

(関口 寿/ガリレオワークス)

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