ショック!生き返った人の39%が「死後も意識はあった」と証言

Suzie(スージー)

ショック!生き返った人の39%が「死後も意識はあった」と証言

知りたくても知ることのできない「死後の世界」。

しかしサウサンプトン大学の研究者によって、ひとつの新たな事実が判明しました。「死」と判定されてから、少なくとも数分の間は意識が存在しているということが証明されたのです。

今回は、「死後の世界」に関する最新の研究についてまとめました。

■心停止患者への調査で死後も意識があると判明!

最新の研究にとって、脳が完全に死んでしまって傍目からは意識がないような状態に見えても、死後少しの間は意識があることがわかりました。

サウサンプトン大学の科学者たちは、イギリス、アメリカ、オーストリアなどの15の病院で心停止した患者2,000人以上を4年かけて調査してきました。

心停止したあとに生き返った人の約40%が、心停止の状態になんらかの意識状態があったことを証言したのです。

■心停止後に意識が回復した男性患者の衝撃の証言

ある1人の男性も、「心停止中に自分の体を部屋の隅から見ていたようだった」と証言しました。3分間意識不明で「死」のような状態であったにもかかわらず、ソーシャルワーカーはそのような証言を引き出したのです。

研究を主導した、サウサンプトン大学の元研究員(現:ニューヨーク州立大学所属)サム博士は、彼の証言を支持します。通常は心停止後、脳は通常20~30秒以内にシャットダウンするといわれています。

ただ、たとえばこの男性の場合では、意識のレベルでは心停止中の3分間も、なお潜在意識があったのではないかといえそうです。

男性は、部屋で起きていたすべての事象を説明したそうです。なかでも研究者が重視したのは、機械から出る2回の信号音についても証言したこと。結果、総合的に見て、証言の信頼性が高いと判断されたというわけです。

■心停止中の記憶があった人は調査対象の39%も!

研究対象となった2,060人の心停止患者のうち、330人が生存。調査対象140人の、39%が心停止中に意識レベルでさまざまなことを感じていたことがわかりました。

多くの患者は具体的な詳細までは思い出せなかったとはいうものの、いくつかのテーマが浮上しました。

5人に1人が、時間の感覚が異なり、「遅くなった」「3分の1くらい高速化した」などと証言したのです。その間は、異常なほど平和な時間が流れていたそうです。

また一部の患者は、フラッシュや太陽光のようにとても明るい光をおぼえていると証言しました

他にも、恐怖や溺れているかのような境地にいたことを思い出した人もいます。13%の人は、彼らが自分の体から分離していたように感じていたそうです。

■脳のダメージで心停止中の記憶は曖昧になりがち

心停止中は死に限りなく近い状況ですが、蘇生するために使用される薬や鎮静剤によって少なからず引き戻される可能性はありそうです。そして、心停止に陥った多くの人も同様の経験をしていると考えられます。

もっと鮮明にさまざまなことを記憶していてもよいはずですが、蘇生のための鎮静薬やそもそも心停止の原因となった脳のダメージによって、心停止中の記憶は曖昧なものとなっています。

そのため、科学的に証明することが難しいのです。ただ、調査対象を増やしていけば、ある程度科学的に断言、証明することは可能だといえそうです。

ノッティンガム・トレント大学の研究心理学者、デビッド・ワイルド博士は、調査対象患者それぞれのエピソードをパターン化しようと試みています。それによって、「死後の世界」で本当は存在している意識について証明をしようとしているのです。

医学が進歩するにつれて、調査対象となる患者の数、種類も膨大に増えていっているのが現状です。この研究がもっとメジャーになって進んでいけば、「死後の世界」についてわかる日が訪れるかもしれません。

(文/スケルトンワークス)

【参考】

First hint of ‘life after death’ in biggest ever scientific study-The Telegraph

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