【冴え女シリーズ(7)】[根暗な私に先輩は眩しすぎる]第9話(後半)「嘘吐くの下手だよな」 (2/3ページ)
両極端なふたりに恋は芽生える?
●第9話(後半)「嘘吐くの下手だよな」
彩「え、なんですか?」
健「すげぇ練習がハードで、くったくたな状態で飯食って風呂入った後の布団」
彩「あ、それは確かに愛おしい・・・」
健「だろ? じゃあ、そういうシチュエーションだとして、くったくたの身体を布団に横たえた時の至福の顔を思い浮かべて俺に向けて」
彩「そんな難しい事言わないでください・・・言われて先輩は出来るんですか?」
健「・・・できないな!」
彩「でしょう? それにこれだと、その・・・愛おしいというより布団が恋しかったという感情が、湧き上がってくると思います・・・」
健「愛おしいと恋しいって違うのか?」
彩「ち、違いますよ」
健「うーん、難しいな」
彩「その、あの・・・こ、恋人には、その、思うんじゃないですか? 愛おしいって」
健「うーん、今までまともに付き合ったことのある女の子いないからなぁ」
彩「まともに? それはどういう・・・意味で?」
健「中学の頃とかはさ、告白されたのが嬉しくって、相手の事をよく知らないのに付き合ったりしてたんだけど、女の子よりサッカー優先にしてたら、告白してきたのはあっちなのに部活ばっかりで、構ってくれないヒドイ!とか言って、離れてっちゃうんだ。告白の時にサッカーやってる俺の事支えたいとか言ってくるくせに」
健「だから、いつも俺が好きになる前に付き合った子は離れて行っちゃうの。何度かそれを繰り返してって、もう面倒になっちまって・・・。だから今じゃあ、告白されても今はサッカーが大事だからって断ってる。嘘じゃねーしな」
彩「モテるのも・・・大変なんですね。じゃあ、今恋人はいないんですね」
健「そう。