アナタは大丈夫?我が子を注意されて「逆ギレする親」になっていませんか
外出先でのトイレなどで“オムツは各自お持ち帰りください”“生理用品を入れる汚物入れにはオムツを入れないでください”など「ここまで言わないとわからないの?」と思うような貼り紙を見かけます。”トイレットペーパーを持ち帰らないでください”とまで書かれているところもあります。
最近のニュースでは、世界遺産に登録されている京都の神社で貼り出されている参拝者向けの注意書きがネット上でも話題となりました。
そこで今日は、1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“過保護な貼り紙”についてお話ししたいと思います。
■宇治上神社の貼り紙
世界遺産に登録されている京都の神社『宇治上神社』の参拝者向けの貼り紙が最近Twitterで話題になりました。
そこには「小さなお子様をお連れの親御様へ」と題し、本文中はフォント、色まで変えて目立つように下記のように書かれています。
「ここは神社です。皆様が心を静めてお参りをされる場所です。テーマパークでもファミリーレストランでもありません。サービス業ではないのです。『お客様は神様』の自論は通用しません。本当の神様は目の前においでです。当然、不敬な行動は叱ります。
親御さんがお子様をしっかり御監督なさって下さい。お子様を叱るのは、親の責任ですし、親が不行き届きで、周りの人に叱っていただいたなら、逆切れではなく、『ありがとうございます』です。自分本位な考えの大人にならないように、正しい教育で共にお子様の健やかなる成長を見守りましょう」
世界遺産になり、参拝者が増えてきた中に“不届きもの”特に子ども連れの非常識な親が、きっと子どもが走ったり、騒いだり、お菓子を食べたり、飲食したときに、この神社側の人から注意をされ、逆切れしたのでしょう。
本来こんな当たり前のことを貼り紙にする必要はないのに、“注意書きが必要となる大人”が想像以上にいるということです。
■携帯電話は車内で使用を“遠慮”するべき!?
他にも“携帯電話の使用”についても時々こういったことが起こります。
携帯電話がこの世に普及して、もう30年も経過しているのに、バスでは「携帯電話は他のお客様のご迷惑になりますのでご遠慮ください」と今も流れています。
法律で禁止されているわけではないので、「車中で携帯電話をするのは禁止です!」とは流れませんが、“ご遠慮”ください”と腰が低いアナウンスが流れます。
それでも、バスに乗れば未だに携帯電話で話している大人をみかけます。着信したら無視していればいいのに「今、バスの中だから」と言いつつその後、延々と大声で話をし続けるのです。
運転手も機械音のアナウンスに任せてしまい、“注意をしたら逆切れされ、刺された”といった類のニュースを思い出すのか、気が付いても見て見ぬ振りで直接、口頭では注意しない人もいます。
■我が子が他人に叱られたら感謝
親も気が付いていないところで我が子が他人に叱られることがあります。
スーパーで売り物の鶏肉パックをブスブス指で差している子がいました。筆者が近寄り「それは売り物だから指で差すのは止めようよ」と注意しました。すると、その母親から筆者が怖い顔で睨まれて子どもに向かってこう言いました。
「ほら、怖いおばちゃんが怒っているからこっちきなさい!」
私はその場では完全に悪者になってしまいました。
これでは子どもに“お金を払ってもいないのに売り物にむやみやたらにさわってはいけない”ということが全く伝わりません。
他人から自分の子どもが叱られるのは「あなたの子育ての仕方が成ってない!」と言われるのと同等なので、親はかなりプライドが傷つくものです。
でも、実際、躾が出来ていないためにそうなったのですから、そこは「私が行き届いていない分子どものために、叱ってくださってありがとうございます」の気持ちを持った方が、ずっと子どものためになりますよ。
いかがでしたか。
子どもは“これからの日本”を作っていく“宝”です。だからこそ“やっていいこと、悪いこと”のマナーをしっかりと親や周りの大人が異口同音で伝えていくことが大切なのではないでしょうか。
【画像】
※ Choreograph / PIXTA