【冴え女シリーズ(7)】[根暗な私に先輩は眩しすぎる]最終話(後半)「初恋を俺にちょうだい」 (2/3ページ)
ほんとチワワの生まれ変わりじゃないのかってくらい、ブルブル震えまくって」
彩「自分はただたんに、コミュ障なだけですよ・・・」
健「とにかくあんたとの事はなにもかも新鮮で、ドキドキしたんだ。あんたにもし彼氏が出来たらって思ったら、見た事もないソイツに嫉妬した。きっと巴の事をなにもわかろうとしない奴なんだろうなって、そしたらこれが恋だと思った。恋ならいいって思ったんだ。それで、あんたが俺に恋してくれたらいいって」
彩「ほんとに・・・先輩は自己中ですよね・・・自分だけがよければいいというか」
健「巴は俺に恋したくない?」
彩「・・・自分の意識が先輩に向いたら気が収まってしまうんでしょう?」
健「あんたがいつまでも俺の気を引く存在でいてくれればいい。そのかわり、あんたにずっと意識させてあげる。約束する」
彩「約束されても、そんなの、無理・・・です。新鮮さなんて最初だけ・・・。すぐに飽きて、自分をその他大勢のひとりにしちゃう癖に」
健「そんなの付き合ってみないとわからないだろ?付き合ううちに、あんたを愛おしいって思うようになるかもしれない。何度でも俺を一目ぼれさせてくれるかもしれない。でも、それも始めてみないとわからない」
健「だから、あんたの初恋を俺にちょうだい?試合みたいに刺激的な恋をさせてあげる」
彩「・・・初恋をちょうだい、だなんて、よく言えますね。散々いじめておいて・・・」
健「ごめん」
彩「でも、とっくに心惹かれてるから、断れるわけ、ない、じゃないですか・・・」
健「うん、断られるとは思ってなかった」
彩「なっ」
健「あはは、この試合、俺の作戦勝ちであんたの負けだ。ほら、堕ちておいで」
彩「ひゃっ、堕ちろとか言って、引っ張らないでくださいっ」
健「だって、あんたカウンターからでてこないし」
彩「顔、顔近い!」
健「あはははは、焦った顔も可愛いよ。