飼い主さんに朗報! ペットと暮らすと「やさしい子」に育つってほんと? (2/2ページ)
考えられる原因は、
・犬は、「なでる」などで触れるが、金魚に直接触れる機会はほとんどない
・犬のほうが、リアクションがはっきりしている
などで、世話を通じて自分も喜びを感じる「感受性」がどれだけ刺激されるかの差、と考えられます。
おもしろいことに、女の子にはさほど影響しないこともわかりました。大きなスコア差が生じた男の子に対し、女の子ははっきりと違う結果にならなかったのです。
この結果は、女性には「共感性」がないことを意味しているのでしょうか? ペットにさほど興味を示さなかったなどほかの原因があるかも知れませんが、むしろ逆で、共感性を充分に備えているので差が出にくかったと考えるべきでしょう。
以前紹介した内容ですが、男性は序列を重視するのに対し、女性は共感を求める傾向が強く、とくに幼少期は顕著にあらわれます。たとえば鉄棒の「さか上がり」ができる、と言った子に対し、
・男の子 … ボクなら10回できる
・女の子 … ワタシもできる
と、ボクのほうがスゴい!と争いたがる男の子に対し、女の子は「相手と対等」と伝える姿が多くみられます。なかには持ってもいないのに「ワタシも持ってる」とウソ?見栄?な場合もありますが、相手との「つながり」を大事にするために共通点を持とうとした結果で、つまりは幼少期から高い共感性を持ち合わせている証拠なのです。
イギリスには「子どもが生まれたら犬を飼いなさい」ということわざがあります。この研究結果を加味するなら「男の子が生まれたら~」に変えたほうが良いのかも知れません。
■まとめ
・ペットと暮らす子どもは「共感性」「向社会的行動」が高くなる
・親がペットに注ぐ愛情や世話も、大きく影響する
・金魚よりも犬が効果的、女の子にはさほど影響しないことが判明
(関口 寿/ガリレオワークス)