話題の「Apple SIM」日本上陸するも米国と異なる残念な仕様に。国内邦人ではほぼメリットなし (2/2ページ)
また、Apple Storeで買ったiPadのみが対象であり、キャリアで買ったiPadは条件が異なり、iPhoneに至っては対象外だ。
■ 日本版はそもそもコンセプトが違う
これが2014年に発表された際には、日本もApple StoreでWi-Fi+Cellular版のiPadを買えば、docomo、SoftBank、auから契約を選べるようになり、面倒なことなく契約/解約したりが可能となり、短期的に携帯電話網を使いたい場合などに、活躍するのだろうと予想されていた。
しかし、残念なことに日本版はほぼキャリアの協力が得られなかったのだろう。
前述の『Apple SIM』の本来のメリット部分は、どのキャリアも対応してくれていない。つまり日本に住んでいる人が日本で使う分には『Apple SIM』のメリットは全く享受できないのだ。
唯一メリットがあるとすれば、日本から海外に旅行などで行った際に、『Apple SIM』をさしていれば、現地のSIMを用意したりしなくとも、iPadの設定から現地ネットワークにデータローミングせず接続できるということだろう。
また、海外在住の人が『Apple SIM』を差したiPadをもって日本に来た際には、auが1GBあたり1,500円でネットワークを使えるようにしてくれているため、メリットがあると言えるだろう。
ちなみに、日本で販売されているiPadで『Apple SIM』が使えるのはiPad ProとAir2、mini3、mini4の4機種のみ。しかも、フル機能を使えるのはApple Storeで購入した製品のみだ。
話題を呼び、期待された『Apple SIM』であったが、日本では結局キャリアによってそのメリットを失ってしまった。どうしても携帯電話契約に関して保守的な日本。
MVNOの台頭などによって、この先どこかで変わることを期待したい。
【参考・画像】
※ Apple
※ au
※ Ishadow / PIXTA