【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第3話(前半)「子どもみたいですね」 (2/3ページ)
昨日洗濯をするのを忘れたので、乾いたタオルが1枚もありません」
藤沢「はぁ~・・・じゃあ髪はもういいです」
山田「でも・・・」
藤沢「?」
山田「もうすでに髪を濡らしてしまいました」
藤沢「わぁっ!なんでそんなびしょびしょの頭でこっちの部屋に来るんですか!床が濡れるでしょう」
山田「だって~」
藤沢「本当に子どもですか!」
山田「どうしましょう?」
藤沢「まったく・・・はい、これ使ってください」
山田「あ、ありがとうございます」
藤沢「ハンカチじゃ全部は無理でもある程度はふけるでしょう」
山田「藤沢さんっていつもハンカチ持ち歩いてるんですか?」
藤沢「あたりまえでしょう」
山田「いやーしっかりしてるなぁ」
藤沢「先生がだらしないだけです。社会人として当然です」
山田「そうかなぁ?」
藤沢「そんなことはどうでも良いので、さっきから床に水滴をぽたぽたと垂らしているその頭をふいてください」
山田「あ、ごめんなさい」
藤沢「あと先生、ドライヤーはどこにありますか?」
山田「たぶん机の引き出しのどれかに入っているかと」
藤沢「わかりました。えー・・・ん?どこにも入ってませんよ?」
山田「あれ?おかしいなぁ」
藤沢「だらしない先生らしいですよ」
山田「それほどでもないですよ」
藤沢「殴りますよ?」
山田「じょ、冗談じゃないですか。