天才テリー伊藤対談「三宅恵介」“欽ドン!”ってすごい番組だった (2/2ページ)

アサ芸プラス

その時は「生徒の頭が悪すぎてサジを投げた先生に、生徒がフォークを投げ返した」というネタだったんですけど、やっぱり意味が伝わらなかったみたいで、「う~ん、そうですか、抵抗ですね」ってひと言。もう、こっちは大爆笑。

テリー ミスター、さすがのリアクションだ(笑)。

三宅 そういった、現場と観る側のギャップで笑いが生まれるということを、この番組で学びました。

テリー なるほど。

三宅 あと「母と子の会話」というコーナーがあって、これは大将が母親役、ゲストが子供役を演じるんですね。

テリー ふすまを開けたゲストが「母ちゃん、○○」って言うことに対する欽ちゃんの返しが、オチになるんですよね。

三宅 そうです。で、和田アキ子さんがゲストだった時、入ってくるなりセリフを忘れて、「あれ、何だっけ?」って引っ込んじゃっった。そこで客席はドッとウケたわけです。それまでのバラエティだと、これはNGなんですよ。

テリー 普通なら「もう1回」ってなりますね。

三宅 でも、そこは大将ですから「覚えとけよ!」とかツッコんで、どんどん笑いに変えていくんです。アッコさんも笑いすぎてマツゲが取れたり、アイシャドーが落ちて目が真っ黒になったり。最後にはふすまを勢いよく開けすぎて、セットが倒れたんですよ。

テリー トラブルもそのまま見せる。まさにドキュメンタリーの笑いですよね。

三宅 まさに! そういった“今、目の前で起こっているおもしろいこと”をいかに伝えるかがテレビの笑いなんだ、とこの仕事で気づかされました。それがのちの「ひょうきん族」にもつながっていくんですね。

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