「ワトソン」が予想するXmas1位はApple Watch?人工知能がビジネス戦略を決定づける日
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未来を予想するのは困難とされる、例えそれがマーケティング上の話であってもだ。
例えば、この冬のホリデーシーズン、クリスマスのプレゼントで何が一番売れるかといった漠然とした疑問の場合、ある程度の予測はできたとしても、根拠がない。
これまで、“腕ききマーケッター”が時代の変化を敏感に感じ取り、売り場を最適化してきたが、これからの時代は人工知能がそれにとって代わるかも知れない。
■ 人工知能「ワトソン」が予測するホリデーシーズン
IBMが開発を続けている『ワトソン』は、『コグニティブ・コンピューティング・システム』と呼ばれる人工知能の一種だ。
これまでのプログラムに依存する人工知能と異なり、人間の脳が学習するのと同様に自然言語を解釈し、蓄積した膨大な知識や経験から学習する。
そのため人間の曖昧な記憶や意思決定の弱さを補完し、強力なサポーターとなりうるものだ。
このIBM『ワトソン』にインターネット上の膨大なテキスト・データを入力、この冬のホリデーシーズンのプレゼントとして人気になりそうな商品を予測した。
その結果は妥当、それとも意外なのかは人によるが、とにかく『Apple Watch』だという。
第2位の『Samsung TV』にダブルスコアの大差をつけた『Apple Watch』の実売数はAppleが公表していないために詳細は不明だが、これまでのiPhoneやiPadデビュー時と比較してセールスは好調である。
『ワトソン』の分析によるとネット上の評判の多くは好意的なのに対し、少数の“破壊者”による批判が目立つという。
特にwatchOSが2.0へバージョンアップしたことによって、より注目度が上がっているそうだ。
この技術を応用したアプリ『IBM Watson Trend』も提供している。
これを使うとよりパーソナルなショッピングが可能となるため、子供へのクリスマス・プレゼントで「コレジャナイ!」と言われることもなくなるだろう。
■ IBMの未来も「ワトソン」で予測?
IBMは、言わずとしれたコンピュータの巨人であるが、その雲行きが怪しくなっている。
『ワトソン』はこのホリデーシーズンにおいて、いわゆるPCよりもモバイルガジェットが売れると予測しており、IBMとしても看過できない情勢だ。
そのためかこの『ワトソン』を使ったサービス展開、ビジネス展開を急激に進めており、ハードウェアメーカー、ITベンダー、システムインテグレーターといった業種からのチェンジを計っている様子が伺える。
このビジネス戦略上の変更も、もしかしたら『ワトソン』で予測し、意思決定をはかったのかも知れない。
今後、取締役会での重大な決断に『コグニティブ・コンピューティング・システム』が利用される日も近いだろう。
【参考・動画】
※ Gift guide of holiday heroes – IBM
※ Be a Holiday Hero with IBM Watson Trend – YouTube
【画像】
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