【年末警告特集】「超悪質ボッタクリ」から身を守る防御策 (2/2ページ)

日刊大衆

外から見極めるのは不可能なんです」(同)
では、不運にもボッタクリ店に入ってしまった場合、どうなってしまうのか。会社員のAさん(48)は昨年末、友人2人と歌舞伎町で客引きに「ワンセット1時間4000円」と誘われて、お店に入店。2時間ほどの滞在後、店から請求された料金は33万5000円だった。
「抗議しましたが、強面の男たちに“無銭飲食だぞ”とすごまれ、“裁判するか”と脅されたんです。ただ、“裁判費用もかかるし、職場や家族にもバレるぞ”と言われてしまうと、この場で払ったほうがいいのかもと思いました」(Aさん)
Aさんらはその後、ATMに連れていかれたという。「店の人間が4~5人ついてくるんです。本当に怖かったし、自分が惨めで自己嫌悪に陥りました」(前同)
青島弁護士によると、「無銭飲食」という言葉にひるんではいけないという。「ここで動じてはなりません。通常の無銭飲食とは“当初から代金を支払う意思もないのに入店、飲食して、予定通り、支払いをしないで帰ろうとする”こと。この場合は該当しません」
警察はアテにできないと知れ
「裁判」という脅しにも屈してはならない。「ボッタクリ店が客を訴えた事案はゼロではありませんが、大半のケースが脅し文句に過ぎません。訴えられたところで堂々と受けて立てばよいので、むしろ、こっちが“裁判で決着をつけましょう”とやるべきです」(青島氏)
ただし、店側を刺激しすぎるのは危険だ。池袋の店舗でボッタクリに遭った男性が、店長らに暴行されて死亡した事件もあるからだ。こうした危険を回避するためには、店の人間と交番に行くことも重要だ。
「交番は“民事不介入”といって助けてくれないケースが多いのですが、110番をすれば一応、警察官が店まで来てくれることもあります。被害にあって恥ずかしいという気持ちは捨てて、警察官に頼ることも大切です。少なくとも一旦、身の危険からは脱することができます」(青島氏)
想像以上に厳しい現実だが、遊びたい気持ちは抑えられない。そこで「夜のお店」事情に詳しいルポライターの石原行雄氏に、ボッタクリに極力遭わないための予防策を教えてもらった。
「知り合いの紹介が一番安心です。事前に携帯などを使いネットで調べるのも効果的です。万が一、ボッタクリ店なら2ちゃんねるなどの掲示板にあることも」
ただ、店の関係者が書き込んでいることも多いため、「良いことばかり書いてある店は要注意です。遊ぶときは事前に調べて、目的の店に真っすぐ向かうこと。道中、誘惑されて脇道にそれるのは危険です」(同)
ボッタクリは許し難い犯罪だが、被害に遭わないためには、“己の身は己で守る”努力が必要だ。

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