【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第5話(後半)「真面目にやってください」 (2/3ページ)
本位外にも向けてますよ」
藤沢「例えば」
山田「お酒です」
藤沢「聞いた僕がバカでした」
山田「な、なんですかー」
藤沢「いや、ある意味先生らしくていいんじゃないですか」
山田「なんか含みのある言い方ですね」
藤沢「別に他意はありませんよ」
山田「そうですか?」
藤沢「そうです」
山田「ならいいんですけど」
藤沢「じゃあもうひとつお聞きしていいですか?」
山田「何でしょう?」
藤沢「先生が本とお酒を愛してるのは知ってるんですが、なんでこの中から写真立てを選んだんですか?」
山田「これは・・・仲の良い友達と3人で一緒に買った思い出の品なんです」
藤沢「先生にお友達なんているんですか?」
山田「し、失礼ですね!学生時代はたくさんいたんですから」
藤沢「今は?」
山田「ちょ、ちょっと・・・ここ7年くらい・・・会ってないだけです」
藤沢「つまり卒業してから疎遠ということですね」
山田「べ、別にいいじゃないですか!」
藤沢「まぁいいですけど」
山田「とにかく、これは大事なものなんです」
藤沢「中の写真が破れてるようですが」
山田「それは・・・」
藤沢「それは?」
山田「実は・・・いつもの私のドジで転んだ時に破いてしまって」
藤沢「・・・まったく、先生は昔からドジだったんですね」
山田「は、はは、昔からちょっと抜けてまして」
藤沢「容易に想像できます」
山田「人に言われると腹立ちますね」
藤沢「・・・この写真に写ってるのが一緒に買った人たちですか?」
山田「そうです。