「裏のおばさんに聞かれるまま、家庭事情を話した子ども。その内容を言いふらされ、母が精神的に参ってしまい...」(埼玉県・40代女性) (2/2ページ)
お呼ばれしてあれこれ聞かれ...
引っ越しが落ち着いたころから、裏のおばさんは私に、「ちょっと遊びに来ない?」と家に呼ぶようになりました。
お菓子などをごちそうしながら、おばさんはあれこれウチのことを聞いてきます。子どもだった私は不用意にも、おばさんから聞かれることになんでも答えてしまいました。父と母の年齢に始まり、父の仕事、母の出身地、夕食のメニューや朝ごはんの中身まで。さすがに「少し話すぎたかな?」と思ったのですが、時すでに遅し、でした。
おばさんは私から聞いた情報を元に、我が家の悪口を近所中、地区中にしゃべって回るようになったのです。父がいい大学を出たことを鼻にかけて自慢しているだとか、収入は多めのくせに、安い味付き肉ばかり買っているケチだとか――ありもしない話がほとんどでしたが、私の話が元になっていますから、リアリティーもあり、信じてしまう人も多かったようです。
おばさんにはふさわしい末路が噂に悩まされた母は、一時精神的に参ってしまいました。家に閉じこもりがちになり、お酒で現実逃避するようなこともありました。裏のおばさんはそうしたことまで探り出して、広めて回ったのです。
ですが、母はこのピンチを乗り越えました。地域に馴染むにつれ、裏のおばさん以外のご近所さんともお付き合いができるようになり、結果として噂が事実無根だと理解してもらえたのです。裏のおばさん自身、そんな話を言いふらすぐらいですから元々友達も少なく、立ち直った母とは完全に立場が逆転しました。
それから30年。最近聞いたところでは、ご主人も亡くなられ、同居している子どもも仕事などうまくいっていないようです。
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